「井上ひさし」を読む 人生を肯定するまなざし (集英社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087211146

作品紹介・あらすじ

戦後日本社会の抱えてきた問題、実に大きい問題が、たとえば天皇の戦争責任が問いかけられている――大江健三郎

東日本大震災で私たち劇作家が何より痛感したのは、井上ひさしさんの不在なんです――平田オリザ

井上ひさしが生きていたら、その目には、この日本の状況がどう映っていただろう。――没後10年。いまこそ読み直したい、井上ひさしの文学。

目 次

はじめに 小森陽一

第一章 言葉に託された歴史感覚 今村忠純 島村 輝

第二章 “夢三部作"から読みとく戦後の日本 大江健三郎

第三章 自伝的作品とその時代 辻井 喬

第四章 評伝劇の可能性 永井 愛

第五章 「日本語」で書くということ 平田オリザ

特別付録 座談会「二一世紀の多喜二さんへ」井上ひさし最後の座談会 井上ひさし ノーマ・フィールド

おわりに 成田龍一

年表:井上ひさしの足跡

【著者プロフィール】
今村忠純(いまむら ただずみ) 一九四二年北海道生まれ。大妻女子大学名誉教授。
島村輝(しまむら てる) 一九五七年東京都生まれ。国文学者。
大江健三郎(おおえ けんざぶろう) 一九三五年愛媛県生まれ。作家。
辻井喬(つじい たかし) 一九二七年東京都生まれ。本名・堤清二。作家。
永井愛(ながい あい) 劇作家・演出家。二兎社主宰。
平田オリザ(ひらた おりざ) 一九六二年東京都生まれ。劇作家・演出家。青年団主宰。
小森陽一(こもり よういち) 一九五三年東京都生まれ。日本文学者。
成田龍一(なりた りゅういち) 一九五一年大阪府生まれ。歴史学者。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

1953年東京都生まれ。東京大学教授、全国「九条の会」事務局長。主な著書に、『ことばの力 平和の力――近代日本文学と日本国憲法』(かもがわ出版)、『記憶せよ、抗議せよ、そして、生き延びよ 小森陽一対談集』(シネ・フロント社)、『あの出来事を憶えておこう 2008年からの憲法クロニクル』(新日本出版社)など。

「2018年 『手塚マンガで憲法九条を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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