夏休み (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087467086

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  • 僕とユキ、舞子さんと吉田くん。女同士の絆でつながる2組のカップルは、吉田くんの家出をきっかけに、破局の危機に!?次々と舞い込む女子2人からの手紙や電報。それに導かれて始まった、僕と吉田くんの不思議な旅路。男同士のドライブ、温泉宿、月夜の探検…少しずつ距離が縮まる僕らの行く手には、予想外の出来事が待っていて―。とびきり爽やかで、たまらなくいとおしい、ひと夏の物語。

  • 結婚生活はうまくいっていると思っていたのに……、どうしていなくなってしまったの?

    結婚や恋愛をすると、その関係や生活を休憩したくなることって、あるだろうか?
    または、「ちょっとタイム!」と言ってしまうことって、あるだろうか?

    そして、相手が戻ってきたときに、「わたし」はどんな態度で迎えてあげればいいんだろう?


    そんな経験がある人は、「おぉ、そんな行動があったのね!」と目からウロコが落ちるかもしれません。

    「何も聞かずに、そっとしておいてほしい。きっと戻ってくるから、心配しないで」

    そういう風に、自分がしたいことや現実逃避やストレス発散を、「ひとりで」したくなるときが、男の人にはあるんだろうと思います。

    「言ってくれれば快く送り出すのに」と、女の人であるわたしは思うんですけど……。

    自分がどうしたいかよりも、相手がどんな自分を求めているのか?

    と考えて、我慢してしまう女性は必読です。

    勇気がもられて、くすっと笑えて、結婚ってそういうものかとわかる1冊です。

    婚活カウンセラーが選ぶ、結婚がわかる100冊
    5冊目「夏休み」
    http://kokoronokonkatsu-note.com/column/kekkonbon-5.html

  • 温泉に行きたくなる
    カバー絵と本の内容が全然違うのに驚いた

  • 「リレキショ」
    「夏休み」
    「ぐるぐるまわるすべり台」の3冊で、
    「始まりの三部作」が完結すると!
    全部読んでない!
    つか、
    嘘です!
    「夏休み」は読んでました!
    忘れてただけです!
    と、
    いうことで「夏休み」です!

    僕とユキが結婚したとき、
    どうやら、
    舞子さんと吉田君もほぼ同時期に結婚したらしい。
    それは、
    ユキと舞子さんが交わした「一緒の時期に結婚しようね」という約束かららしいね。
    なので、
    僕と吉田君は、
    どっちかが離婚したらどっちかも離婚しようと約束しちゃったんですね。
    ノリですよノリ!

    そんなこんなんしてたら、
    吉田君が家出して、
    しょーがないからユキと舞子さんも家でして、
    ついでに、
    僕も家でして、
    僕と吉田君は合流したけど、
    ユキと舞子さんは合流せずに勝負を挑んできた!
    マリオカートで!?
    なんだか、
    真剣なんだか遊びなんだか曖昧な風味?!

    気になったのは、
    肉にキープなしですよね。。。
    これ、
    木戸さんですかね?

    朝食が美味しいということはそれだけで人生の半分は成功なのだ!
    と、
    昔は分かりませんでしたが、
    最近はわかる!
    毎日ではないけど、
    しっかり、
    朝食をいただけることが幸せなんですよね!
    と、
    としを重ね過ぎたかなぁ。。。

    ぼくと吉田君が聞いてたのね。
    このCDかはわかりませんが、
    「Aztec Camera」を聞いてて、
    気になって買ってしまいましたが、
    僕には合わないやぁ。。。
    最初の、
    「イン・マイ・ハート」は好きですけどね!
    ドライブにもってこいな感じがしますよ吉田君!
    いくつかの曲が紹介されてるのになんでアズテックカメラなのか?
    それは、
    僕は元カメラマンだから!
    と、
    この話にも「カメラ」がでてくるので、
    ちょっとしたシンクロニシティってやつですよ!

    この作品には、
    僕、
    吉田君、
    ユキ、
    舞子さん以外に重要な登場人物がいます!
    ユキのママです!
    個人的に、
    若い頃のママには会ってみたかったですね。
    つか、
    ユキもいい味出してるんであってはみたいです!
    とりあえずユキのママですね。
    お茶の淹れたかを教えていただきたい。
    そりゃ、
    ママからお茶の淹れ方をきっと、
    僕も教えてもらったのでしょうけど、
    僕ではなく、
    ユキのママにきちんと教えていただきたいのですよ!
    そして、
    世界で最強の動物について話したりしたいのですよ!
    ママに会ってみたい!
    さて、
    次は「ぐるぐるまわるすべり台」ですな!

  • 夏休みの終りかけのとある日に書店でみつけて、あまりにもタイムリーな
    季節柄から、そのタイトルに目を引かれ手に取ってみたのですが...。

    ちょうどその頃読みたい本がいくつか溜まっていたせいもあって、
    タイトルに相応しい時期に読むのを逃してしまったかな~なんて
    後ろめたさなんかも少しは感じていたつもりだったんです。

    それがね、、う~ん....。
    タイトルとカバーの挿絵に騙されちゃったかな。
    (読んだ当時のカバーはここで紹介されている本のカバーとは違っていますが。)

  • 吉田くんの家出の理由が知りたい。舞子やユキが果たし状から始まる対戦でケジメをつけることもビックリだけど、同性として吉田くんの胸の内が知りたい。あれは本当に家出だったのかわからない。家出って帰る所を自分から放棄するものだと思う。帰る所があるのは旅というのでは?

  • この本にもししとうが出てきた。都営住宅に当たる確率は、最初からししとうの辛いのに当たるのと同じくらいの確率。

  • 大の大人が夏休みを楽しむ話。

    マモルとユキ。
    吉田くんと舞子さん。

    そしてユキのママ。

    温泉とスマブラしか頭に残ってないけれど、そんな夏休みが大人にもあっていいんじゃないかと思った。

    一人で家出をした吉田くん。
    探しに行ったユキと舞子さん。
    それを追うマモル。

    合流するはずがすれ違い。

    しかし、スマブラしながら楽しそうに過ごす四人が羨ましくなった。

    お義母さん。
    そう呼べたマモルは、何か今までと違う一歩を確実に踏み出せたんだろうな。

  • 中村航の本が好きになったきっかけの本です。

    中村航らしさでいっぱいで
    読みやすくて読んでいて優しい気持ちになれます。

  • 嫁の親友の旦那はどういう立ち位置なのだろうか?


    そんな関係の男と密約を交わす。
    ある日その人がふらっと脱走する。

    そこから物語は展開される。

    最後はスマブラで人生の大きな決断を下そうとする。
    ある意味清々しい


    自分は人生の大きな決断をゲームに委ねることが出来るだろうか?恐らく不可能だろう

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著者プロフィール

建築家。博士(建築学)。株式会社MOSAIC DESIGN代表。
1978年東京都生まれ。2002年日本大学理工学部建築学科(高宮眞介研究室)卒業、2005年早稲田大学大学院修士課程(古谷誠章研究室)修了。2008年同大学博士後期課程単位取得退学、助手・嘱託研究員を経て、2010年〜16年東京大学大学院隈研吾研究室助教。2011年東南アジアのストリートの屋台に関する研究で博士(建築学)取得。同年建築設計事務所MOSAIC DESIGN設立。明治大学I-AUD、早稲田大学、日本大学などで非常勤講師を務める。店舗・住宅・ホテル・商業施設・マーケットなど、屋台からアーバンデザインまで、何か楽しいことやりましょう!をキーワードに大小さまざまなプロジェクトに取り組んでいる。

「2023年 『POP URBANISM』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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