ハッピー・アイスクリーム (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 807
感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087467741

感想・レビュー・書評

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  • 昔読んで、そのあと絶版になったのか全然見かけなく
    なってしまい、残念に思っていたところ、集英社で発売!

    あの頃の、やるせない気持ちや、ドキドキした気持ちが
    甦ります。

    新たに加えられた小説五編もよかったです。

  • さらっとして読みやすい。
    Back Number 私も聞いたりする
    って少し興奮しちゃった。

  • 2001年に出版された『ハッピー・アイスクリーム』はすでに読んでいた。やはり短歌が輝いている。重要と~はね、笑っちゃうくらい本当のこと。一人で旅に出る妄想したなぁ。今もするけど。

  • 短歌なら短歌。小説なら小説(短歌がはいっててもいいとおもう)にしてほしかった。
    一度短歌集の方で味わったことのある短歌達だからこそ、
    そこに小説が加わって、自分の味わい方を変えられてしまうのが少し寂しかった。
    各小説はかとうさんらしくて、好きだった。

  • 言うほど共感出来ないし、物足りない。

  • いくつもの言葉を知ったはずなのに大事なときに黙ってしまう
    世界中の音や音楽買い占めてなんとか夜を乗り切らなくちゃ
    正論は正論といてそれよりも君の意見を聞かせてほしい

  • ある出来事、感情をすごくまっすぐ書いてある一冊。共感とはまた違う気がするが、なぜか惹かれる、読む手が止まらないそんな本。

  • 高校生っていう、もう子供じゃないけど大人にもなりきれない、
    そんな宙ぶらりんな時代を切り取った、31音の歌たち。

    変わり映えのない毎日に嫌気がさしたり、
    些細なことで大騒ぎしたり、
    卒業したらきっと世界が変わるって信じてたり、
    でもずっとこのまま高校生でいられればいいのにって願ったり。

    登場人物に、かつての自分や友達が重なって、
    「私も『高校生』してたんだなぁ…」ってしみじみ。

  • 加藤千恵さんの本はよく目立つなあと思っていた。おかざき真理さんの表紙イラストの鮮やかな色づかいのおかげで、そこだけ何か違う世界のようです。

    「ハッピーアイスクリーム」という歌集で高校生の時にデビューをしている加藤さん。その歌集およびその歌を織り交ぜた形の短編小説が収められている。高校生デビューって何気にやはりすごいですよとしみじみと思う。

    短編小説に登場するのは、どれもどこか自分の感情をもてあまし気味の女の子たちで、とてもせつない場面ばかり描かれる。甘酸っぱい。「ハッピー」と題にあれど「ハッピー」な感じではない。ふられることの連続。でも「ハッピー」という底抜けに明るい言葉が何となく似合う感じもする。この本の作りがもつ雰囲気や、この本が確実に愛される相手がいることを想像して、そう思うのだろうか。

    ちなみに解説によると「ハッピーアイスクリーム」というのは、誰かと誰かが同じことを同じタイミングで言った時に言うローカルルールみたいなものなんだとか。そういえばそういうものがあるとどこかで聞いたことがあったような気がするのに、すっかり記憶から抜けていた。ローカルルールを共有する人と、それにまつわる愉快な思い出を持つ人に、この本は作用するだろう。

  • 女子高生の加藤千恵が読んだ短歌を
    今の加藤千恵が小説で彩る。
    こんな短歌を女子高生で読めるって
    20代の女に共感できる短歌を書けるって
    才能ってすごい。

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著者プロフィール

1983年、北海道生まれ。歌人・小説家。立教大学文学部日本文学科卒業。2001年、短歌集『ハッピーアイスクリーム』で高校生歌人としてデビュー。2009年、『ハニー ビター ハニー』で小説家としてデビュー。その他、詩やエッセイなど様々な分野で活躍。著書に『あかねさす――新古今恋物語』『真夜中の果物』『こぼれ落ちて季節は』『この街でわたしたちは』『消えていく日に』『そして旅にいる』『マッチング!』などがある。

「2023年 『この場所であなたの名前を呼んだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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