ワーカーズ・ダイジェスト

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087713954

感想・レビュー・書評

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  • 14/03/03読了
    相変わらず安定した、働く大人の物語。淡々と、ほどほどに誠実に日々を送り仕事に取り組む、2人の佐藤さん。ようやく津村記久子の恋愛小説!と思ったのに、いつものごとくふわっと肩透かしでした。

  • 30才過ぎの男女。それぞれの生活の日々がたんたんと書かれてる感じ。いそうだな~こんな人。
    2013.12.7

  • 30代の男女が出会って離れて、また出会った。二人の仕事模様を中心にたんたんと描かれる物語。「特に幸せではないけれど、不幸でもない」具合が痛いです。作中「もういいや」で片付けてしまうのはどうかと思います。20代後半ぐらいに読んでいたら、違った感想を持ったかもしれません。

  • みんな、日々淡々と、ぐるぐるしたものを抱えて働いている。

  • 働くニンゲンの共感に満ちる。やっぱりこんなふうに思うヒトがいるのだと安心してしまう。

  • 津村 記久子さんに注目したい気分。

  • 再読

  • 津村作品を読むのは、これで2冊目。
    本書には、「ワーカーズ・ダイジェスト」と「オノウエさんの不在」の2作品が所収されている。

    どちらも20歳代後半から30歳代前半の働く男女が主人公。
    とりたてて大きな出来事や事件が起こったりはせず、ハッピーエンドといった展開でもなく、日常の生活を送る独身の主人公達が、日常の仕事、同僚や友人達との人間関係等々で嬉しかったり、むかついたり、ウザイと感じたことなど心の機微が綴られながら粛々とストーリーは進んでいく。にも関わらず、何故か飽きることなく読みいってしまう津村ワールド。

  • そんなに好きな感じではないかも。

  • 「毎日アホ面でバッファロー吾郎の話ばっかりしてた」ひとが32歳になって生きている、すごくわたしに近しい小説。

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著者プロフィール

1978年大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で第21回太宰治賞。2009年「ポトスライムの舟」で第140回芥川賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2019年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞など。他著作に『ミュージック・ブレス・ユー!!』『ワーカーズ・ダイジェスト』『サキの忘れ物』『つまらない住宅地のすべての家』『現代生活独習ノート』『やりなおし世界文学』『水車小屋のネネ』などがある。

「2023年 『うどん陣営の受難』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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