ワーカーズ・ダイジェスト

著者 :
  • 集英社
3.33
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本棚登録 : 1359
感想 : 251
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087713954

感想・レビュー・書評

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  • p136「誰かて自分のことは自分が見られたいように話すよ」

  • 淡々と繰り返される、どうしようもなく生々しい現実に、正直、「あーやだやだ」と思いつつ目を離せずに読んでしまった。読書タイムに求める「現実逃避」とは真逆だったけど

  • しっかり自分を立て直す事のできる主人公二人に拍手!
    これから始まる二人の会話に興味あり!
    オノウエさんの不在もうーん!頑張れってなりました。

  • 良くも悪くも日常、って感じ

  • 特別な才能もなく、事件が起きるわけでもない。毎日電車で通勤して、働いて、嫌なことがあっても音楽や食べ物で緩和して、やり過ごしていく。
    20代に考えていた希望に溢れた人生も、こんなものかぁ〜とこなすようになっていく。
    それが楽だけど、時々寂しくなる。
    二人の32歳の気持ち、わかるなぁ。

  • 文学

  • 【コメント・感想】
    雑誌の読書特集か何かで紹介されていて読みました。
    タイトル通り、仕事のいいこといやなことを30歳の男と女の立場で描く。
    久しぶりに小説を読んだけど、途中で止めようかと思いました。
    でも最後に何かどんでん返しがあるのかと思い我慢して読みました。
    が、何もなかった。。。
    小説に求めるものが、わくわくドキドキどろどろの方にはオススメしません。
    やっぱ人生ってこの程度だよなーと安堵したい方にはいいのかなあ。。
    レビューで評価が高いのもあまり理解できません。。。

  • 68:登場人物たちと同年代である私にとっては、ふたりの佐藤さんの境遇のあらゆることに「あるある!」と共感できて面白く読めました。別段、何が起こるわけではないけれど、大波小波に揉まれる日々。刺さることもイラッとすることも、音楽とご飯でなかったことになってしまう鈍麻なのか免疫なのか判断しづらい毎日。淡々と紡がれる一年、その先に灯るかすかな希望の輝きがまぶしい。

  • ”なすびカレーになすびトッピング”、とか”スパカツ”。30代女子のおせちチョイスなど、失笑しつつ、つい食べたくなる料理がそこかしこに登場する。
    誘惑を振り切れずに、翌日の夕飯はパイントッピングカレーになりました。

  • この世界観すきだ。
    働くことも生きることも簡単なことじゃないけど
    くすって笑えたり癒されたりもする。

    それにしても終盤はけっこう笑った。

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著者プロフィール

1978年大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で第21回太宰治賞。2009年「ポトスライムの舟」で第140回芥川賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2019年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞など。他著作に『ミュージック・ブレス・ユー!!』『ワーカーズ・ダイジェスト』『サキの忘れ物』『つまらない住宅地のすべての家』『現代生活独習ノート』『やりなおし世界文学』『水車小屋のネネ』などがある。

「2023年 『うどん陣営の受難』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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