- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087713954
感想・レビュー・書評
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私が21歳だからなのか30代の主人公2人に共感できず読みにくかった。
でも、スパカツはおいしそうで食べてみたいな!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
奈加子の淡々とした感じが好き。ポトスライムの子とちょっと被る。ふわっと33になっちゃって、読んでるこっちがやや焦った。多少イライラすることはあるけど、焦らずいつも自分のペース。ちょっと羨ましい。そして頼もしい。津村さんの小説が好きな理由はそんな淡々とした男勝りな主人公だなー。
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2014年9月1日(月)、読了。
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タイトルの通り、現代を生きるアラサー世代の状況を切り取っていると思う。心情の描写が好き。
ただ、個人的には、もう少し先まで読みたいなと思った。その点でちょっと消化不良。 -
別に恋愛感情でもなんでもなく、「何のしがらみも差し障りもない相手」として思い浮かべることのできる人間というのはなかなかいそうでいない。
そんな関係の延長線上にあるラストシーンはこうなることを予想していた我々読者にとってどこか安心する一場面だった。 -
★★★☆☆
アラサー物語
【内容】
お肌のくすみ、気になる薄毛、周りの評価、人間関係──32歳は希望も欲望も薄れていく歳だった。誕生日と苗字と年齢が同じ男女の1年間をユーモラスに描く
【感想】
淡々としているがそれこそが30代の日常なのだ。
それこそ映画とか小説とは違うのだ。
淡々とした日々の中に喜びとか悲しみがある。妙にプライドがあったりしてめんどくさい世代なのだ。
【引用】
・社員とは、どんなに冴えない色でも欠けるていると途端に持ち主の機嫌を損なう色鉛筆のようなものだ。
・「意味がわからない」とすぐに言うやつにろくな人間はいない。 -
退屈な作品でした!
でも、とっても現実感があります。
現実ってこんなもんよねぇって思いながら読みました
32才お誕生日が同じで、共に苗字が佐藤の奈加子と重信
登場人物も二人の関係も心踊るような何かがあるわけでもなく、共感出来るところは沢山あるけれど読み物としては退屈でした -
14/6/16
32歳、仕事はボチボチ、長年付き合った彼氏と別れ友達も減っていく一方...そんなとき仕事の打ち合わせにきたのは同姓で同い年、同じ誕生日の男性。
厄年らしいツライ日々に同姓の男性をふと思い出す。
基本どんよりと話は進んでゆくけど、共感できるところもあって面白かった。
玄関で定期を出し、改札で鍵を出す。
もう一編入ってた「オノウエさんの不在」も暗くてこちらは読むのが辛かった。