- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087807233
作品紹介・あらすじ
「私と同じ年の頃、何をしていましたか?」
大人になってからのほとんどの時間、僕らは仕事をしている。
だとしたら僕は人生を楽しくするための仕事がしたい。
そこで仕事で世界を面白くしてきた12人に訊ねた。
山田洋次、沢木耕太郎、杉本博司、倉本聰、秋元康、宮崎駿、
糸井重里、篠山紀信、谷川俊太郎、 鈴木敏夫、横尾忠則、坂本龍一。
彼らが僕と同じ年の頃、何を想い、何を考え、 どう働いていたのかを。
映画プロデューサーとして『電車男』『告白』『悪人』『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』などを製作し、
初小説『世界から猫が消えたなら』が70万部突破の大ベストセラーとなった川村元気が、
12人に聞いた「壁を乗り越え、一歩抜け出す」唯一無二の仕事術。
感想・レビュー・書評
-
▼感想
・「仕事で悩んだとき、辛いとき、どうやって乗り越えたか」の質問について、12人の回答がそれぞれ違い、重みがあってとても良かったです。
・自分より年齢も経験も積んでいる人の話は、自分の思考・行動の幅を超越しており、話に触れられるだけでも貴重だなと思いながら読み進めました。
▼メモ
・倉本聰:「人生は平等にできているので、いいことばかりだと早死にする」
・坂本龍一:「社会における音楽の価値とか重要度の違いというか、音だけをレゴのように組み合わせればかっこいいわけではなくて、つまらない言葉かもしれないけれど、本気度が違うっていうかね。」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
川村元気さんと、仕事で世の中を面白くしてきた著名人12名が対談形式で語る“仕事論”。
ここに出てくる方たちは皆、既にそれぞれの分野で大成されているのにゴールしていない。今までの結果を糧に更なる高みを目指している。がむしゃらに進めと語る人もいれば、我慢するなと語る人もいて中身は十人十色。正解はないけれど、歩んできた過程は一つ残らず血となり肉となるということに気付かされる。
これからも時折手に取り刺激を受けようと思える大切な本。
(掲載順)
山田洋次、沢木耕太郎、杉本博司、倉本創、秋元康、宮崎駿、糸井重里、篠山紀信、谷川俊太郎、鈴木敏夫、横尾忠則、坂本龍一
~memo~
・ソロの力のある人が緩やかに組んだパーティが強い。ソロで生きられる力をつける。新たなパーティに誘われた時に、参加できる力を身につけておく。(沢木耕太郎)
・直近ではなく、20年経ったときに自分がやりたいと思っていたことを人にやられていたら取り返しがつかない。自分が自分に飽きてやりたいことを見失わないように、いくつものドアを開けておく。(秋元康)
・間違ってもいい、戻ってくる力さえ磨いておけばいい(秋元康)
・「どうやって生きるか」を面白くやる(糸井重里)
・何かあった時に「あいつにやらせたら面白そうだ」って幻想を抱かせる(篠山紀信) -
巨匠達は30代の時にどのように仕事と向き合っていたのか。
テーマとしては面白いのだけれど内容は浅い。
雑誌感覚で読めばちょうどいいのだと思う。
もう少し人数を絞って深堀をしてくれていると内容も変わったと思う。 -
そうそうたる巨匠たちのお話しを聴く(読む)ことができる貴重な体験でした。
あとがきに書かれてあった
『誰一人として、昔話を自慢げに語るようなことはなく(中略)必ず最後は「未来」の話になった。その姿勢こそが、彼らを特別な存在にしていた。』
という文章がとても印象に残りました。
読めて良かったです^^* -
巨匠たちの仕事感を知ることができて面白かった。
みんな大前提に仕事を楽しんでいた。
いろんな働き方があるけれどしんどさを乗り越えられるほどの楽しいことを探していきたいと、あらためて自分の仕事について考えるきっかけになった本でした。
以下、一部引用
山田洋次 批判する頭のよさよりいいなぁと惚れ込む感性が大事です
秋元康 時に判断を間違えるのは仕方ない。大切なのは間違いを元に戻す力だ。
糸井重里 仕事は人間の一部分でしかない。だから、どうやって生きていくかを面白くやれ
鈴木敏夫 最近はみんな丁寧に物をつくるから完成した時には中身が時代とズレちゃう
横尾忠則 自分が崩落していく感覚の先に新たな道を見るけることも多いです。
坂本龍一 勉強とは過去の真似をしないためにやるんです。 -
こうすればこうなるみたいなものは無くて、一流の人たちを比較しても、成功法としての共通点はない。ただ、一つ言えることは、全員「未完」であること。
-
インタビューっていうと、ここに出てくる人がだいたいどこでも出てくる。その意味ではちょっと残念。
-
BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー「ブックサロン」で登場。
川村元気さんの仕事にまつわるインタビューをまとめた一冊。
ー皆さん全員現役なんですよね。結局、お金が欲しいからという仕事は超えてて、自分の人生を面白くするために仕事が必要っていう(川村元気さん)
原宿ブックカフェ公式サイト
http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
http://nestle.jp/entertain/bookcafe/ -
先日、『世界から猫が消えたなら』を読んだのだが、この本に当たるまで「悪人」や「告白」といった映画のプロデューサーだったとは知らなかった。
対談集、それも仕事の話。
買うかどうか、しばらく棚の前で悩んだ。
悩んだけれど、買おうというきっかけになったのは「まえがき」だった。
仕事がしたいです、と言いたい。
うーん、確かに、そうだな。
仕事がしたいって、言いたい。
そのためには、仕事を楽しんでいる人の話が聞きたい。
この一冊には、作家や写真家、脚本家といった芸能の世界の人達が登場する。仕事というときの舞台が違うように感じるのは否めない。
けれど、人の人生に自分を委ねていると、私はこうしたい!とか、なるほど、こんな風に考えてみるのも面白い、になってくる。
とにかく、まえがきだけでも一読してみて欲しい。
ちなみに、宮崎駿との対談が一番印象に残った。 -
目指すはハマちゃん。
ってな事で、川村元気の『仕事。』
山田洋次
沢木耕太郎
杉本博司
倉本聰
秋元康
宮崎駿
糸井重里
篠山紀信
谷川俊太郎
鈴木敏夫
横尾忠則
坂本龍一
と錚々たる大御所達に川村さんの歳の頃に何を想い、何を考え、どう働いていたのかをインタビューした内容。
それぞれ巨匠達の仕事っぷりや、考えは凄いなぁと感心するキラーワードがギッシリ
じゃが、内容はあんま覚えてない(笑)
凄かったなぁと言う感覚とボヤっとしたイメージが自分の中に残れば良しとしよう
仕事は楽しくやりたいね
110円コーナーで買ったのに著者のサインが書いてあってビックリと何だか得した感と、売った人って…とムナ悲しさ
今年は50冊も読めないかと思ったけど、コロナの影響もあり余り出歩かんから時間があったんかな、取り敢えず50冊目読破
2021年50冊目