海が見える家 逆風 (小学館文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094070583

感想・レビュー・書評

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  • サーフィンが好き、お金があったとしても自由のない人生が耐えがたい、海が見える家に移住したいという私にとっては理想なので、1-3作とものめり込んで読みました。
    理想ばかりではない現実もたくさんあり、真剣に今後どうしたいか考えながら読んでいます。
    この小説に出会えて良かった。

  • 『逆風』…の意味するところは、逆風そのものだった。

    前の感想でも書いたかもしれないけれど、自分自身が田舎育ち、農家育ちなので、幸吉さんが祖父と重なり、いろんな思いが渦巻く。

    「食っていく」ってどういうことか…

    最後の幸吉さんが気になって仕方がない…

  • 久々に読んだけど、面白い!!

  • 田舎の暮らしにも慣れてきた文哉に自然の猛威が襲う。
    大型の台風が直撃したのだ。
    周囲の家や管理している別荘、自分の家まで…被害は大きかった。
    そんなことの後に、学生時代の知り合いが訪ねてきたり、漁師と知り合ったり、文哉はまた少しずつ成長していく。
    田舎での自給自足の生活に深く染まり、自分の生き方も真剣に考える文哉。
    今後も更に逞しくなっていきそう。

    2023.12.15

  • 幸吉さん死んじゃヤダ!!

  • どんどん逞しくてなっていく文哉。
    狩猟まで…。イノシシ肉美味しそう。
    食っていくということは生き物を頂くという当たり前のことに気付かされる。
    お米だって、手軽に食べられるから白米になるまでのたくさんの工程なんか忘れてなんなら無洗米まであるというこの頃。なんだか空恐ろしくさえ思う。
    旅立ちはどうなるのかな。

  • 父が遺した場所で会社を起こした文哉。これから軌道に乗っていくであろうという時期に、突然の自然災害。やっておけばよかったという後悔、どうすることも出来ないもどかしさ、日常が奪われた悲壮感、本当のどん底。その中でもなんとか立ち上がり、周りの人々と共に復興していく様がとても逞しい。オカボやビワ、さらにはイノシシ、どれも文哉と一緒に行動した気になったほど、この世界観に引き込まれた。

  • 21.10.10~10.11

    環境の変化で思考に変化が起こるのは当然。ただ、その人個人にもともと備わっている根っこの部分が、環境の変化に順応できるかどうか、どう順応できるか。それが良い方に順応でき、俯瞰的に見ることができればよい。
    「独り」の持つ意味を考えさせられた。




    幸吉さん・・・

  • 生き物を頂く尊さも自然の摂理も詰まっていたのに
    1.2話程動かされなかったのは何故だろう

    主人公の心の動きが読めなかったのかもしれない

  • タイトル通り逆風の中、文哉は奮闘する。海から山の話に移りつつある。次巻が最後になるけど、明るい話で締めくくってほしい。

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著者プロフィール

千葉県生まれ。商社、出版社勤務を経て作家に。二〇〇六年『サッカーボーイズ再会のグラウンド』でデビュー。「サッカーボーイズ」シリーズ、「海が見える家」シリーズの他に『帰宅部ボーイズ』『ようこそ、バー・ピノッキオへ』『会社員、夢を追う』『太陽と月サッカー・ドリーム』などの著書がある。

「2022年 『サッカーデイズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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