- Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101001593
感想・レビュー・書評
-
題名とあらすじだけみるとファンタジー系なのかミステリー系なのか分からず、かなり難しそうに見えたため読んでいなかったが、いざ読んでみるとすごく面白かった。
村上春樹の本はそこまで読んでいないが、今まで読んだ中で1番理解ができたし面白かった。
奇妙な仕事を生業としている青豆と塾講師で小説を書くのが好きな天吾の2人の話が交互に繰り広げられている。
青豆の話は渋滞にハマり非常用出口を使って仕事場に向かうシーンから始まる。高スペックで綺麗な頭の形のハゲが好きな青豆。話が進むにつれて彼女の仕事が一体何なのか気になる。
天吾の話は幼少時代の思い出すだけで吐き気が襲ってくる記憶のシーンから始まる。小説家にはなれないが、まじめに塾講師として働き、時々嫌な記憶に苦しめられながら日々を暮らしていると、ある1人の奇妙な少女 ふかえり と出会う。
今後この2人の行方が気になるし、小説もどうなるのか気になる。
6巻まであるので読むのが飽きるのが怖いが、次巻も買ってみようと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【所蔵館】
りんくう図書室
大阪府立大学図書館OPACへ↓
https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000951716 -
オーウェルの1984読んだので読もうと思った。途中まで1984洗脳されてる人間から視点かと思ったけど違うぽいと思った。
ネットでいじられてる村上文体とはテイストが違うのでネットのは戯画化されてるとは思ってたけど結構きつめのデフォルメなんだなぁと思った。もしかすると翻訳で出てくるのかもしれないけど…。
ムラ -
ヤナーチェックのシンフォニエッタがApple Musicで星ついてんの絶対1q84のせい
-
時間のズレ、トラウマ、宗教、性的快楽、性暴力、ところどころに出てくるロシア色。天吾と青豆との関係が楽しみ。勝手にキャスティング。天吾:鈴木亮平、青豆:大政絢、ふかえり:深津絵里(若い頃の)、小松:生瀬勝久、女主人:宮本信子、タマル:角田信朗、
-
一語一句を読み飛ばさないよう、ちゃんと理解しようと丁寧すぎるくらい丁寧に読み進めるから、時間がかかる。
沢山のヒントが隠れているはず、と思ってしっかり読み進める。
ただでさえ時間経過がゆっくりで文字数が多いというのに。
2つのストーリーが交互になっているのに、
頭が混乱することはないし、違う個性にスッと入っていける。
6冊の最初の1冊目でもう、おもしろい。 -
1巻では青豆と天吾という2人の主人公の話を交互に読んでいく。
-
ほんといまさらですが。最近読書に興味持ち始めたのでご容赦をw
1Q84 1,2とりあえず読みました。今にも続きが気になります。2つの軸をもとに進んでくストーリーで、最初は別々だけどなんとなく2つが絡み合ってくる。読み進めていて楽しい。個性派ぞろいでまだまだこの時点(1,2巻)では、謎だらけ。一人一人の意思はめちゃくちゃ強い感じ。ストーリーに出てくる聞いたこともない音楽をYouTubeで再生してみたり、知らない酒の名前を検索してみたり、、ゆっくり読んでいます。頭の中にあるモヤモヤを読み進めていくうちにスッキリさせたい。ということで三巻に移ります!! [脳内俳優]↓所々ふざけてますかね?でも、頭に浮かんだ人たちですw
天吾→東出昌大
青豆→南沢奈央
ふかえり→浜辺美波
小松→田辺誠一
あゆみ→石原さとみ
タマル→ケンドーコバヤシ
女主人→樹木希林
大塚環→水卜アナ
戎野→笹野高史 -
村上春樹で読み終えたのは初。前に違うのを少し読んだときに気持ち悪いと思って読むのやめたけど、今回もセックス好きな女の登場人物が心底気持ち悪かった。とはいえ、話は気になる謎が多くて続きを早く読みたくなった。
-
中2の時に全部読みきったが、あんまり話が分からなかった。24歳になった今、人生、生きている世界を見つめながら生きる青豆と天吾のストーリーを少しずつだが感じることができているきがする
-
ラストで小さくまとまった印象。
book1.2が完成度高すぎるだけに! -
村上春樹は読み通さないといけないと思い、最近新書多かったので、積読してたのを読んでみる。
初めはかったるい流れだったけど、ホテルから流れが急加速。小説読んでてこの感覚は初めてかも。
主題はアンダーグラウンドからのカルトですか?と思いつつ、懐かしの満蒙についての記述も出てきてホッコリ。
-
記録用
-
ライフスタイルの選択肢もない。すべては遺伝子の中に前もって設定されていることだ。そこには迷いもなく、絶望もなく、後悔もない。形而上的な疑問も、モラルの葛藤もない。おそらく。
その作品が多くの人々の同意と共感を喚起すれば、それは客観的価値を持つ文学作品になる。
彼女の簡潔な語法には、不思議な説得力があった。口にするひとつひとつの言葉に、サイズの合った楔のような的確な食い込みが感じられた。
どんなに才能に恵まれていても腹いっぱい飯を食えるとは限らないが、優れた感が備わっていれば食いっぱぐれる心配は無いってことだよ。
いろんな書き直しのアイディアが、太古の海における生命萌芽のざわめきのように、彼の頭の中に浮かんだり消えたりしていた。
ハシゴの一番上の段に『ここが最後の段です。これより上には足を載っけないでください』って書いてあるか?
引いちゃうんだ。蟹が波打ち際を逃げていくみたいに。
責務が厳しければ厳しいほど、敷居が高ければ高いほど、彼らに与えられる至福もより輝かしいものになる。
-
小難しい?だけじゃなくて、物語として先が気になる感じが村上春樹作品の中では珍しい感じがした
-
長い物語の始まりにすぎないのだがあっという間に引きずり込まれた感じがした。
なにより青豆や天吾やふかえり、どの登場人物もものすごく個性的で魅力的だった。
「空気さなぎ」を是非読んでみたくなった。
とりあえずはバラバラに進んでいる2つの物語がどんな風に繋がっていくのか楽しみだ。 -
政治のような話も出てきて、かなりディープだった。
-
題名的に難しそうやなーと思って手をつけてなかったけど、読みやすかった!
-
最初から何かが変だなと思っていたのだがどんどんその「ねじれ」が強くなり面白くなってくる!ノルウェイの森しか読んだことがなかったのだが、このような謎だらけのストーリーもあるのかと驚いている。次が楽しみだ。
-
1Q84と名付けようってセンスいいなー