カエルの楽園2020 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101201931

感想・レビュー・書評

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  • 風刺がとても面白いのだが、モデル人物をもじっているのが読み難い名前で面倒くさい。だから3点。

  • 本当に読みやすい、絵本みたい!
    ほぼ事実みたいなものだしコロナ収束後のいい史実書になりそう。


  • 相変わらず読みやすい。
    コロナの流行っている今だからこそ読みたい。
    3つのエンディングが書いてあり、それもまた面白い。

    作者の信念・信条も少し感じられて、自分のコロナに対する姿勢を改めないといけないと感じた。

    「平和な時期じゃなく、緊急の時にこそリーダーの真価が問われる。」

  • 日本が今置かれている(主に対中国の)状況をカエルの世界の寓話として描いた『カエルの楽園』の続編で、コロナ禍における日本の状況を描いた中編。

    コロナ自粛の際にネットで無料公開されたものだそう。

  • 平時のリーダーは誰にでも務まるが、緊急時に初めてそのリーダーの本当の能力が分かる。

  • カエルながら人ごとではない。
    ダブスタには嫌悪感しかない。

  • 新型コロナが発見されてから、日本に発症者が現れ、広まっていく中、日本政府や世論がどのような対応をしてきたのかをカエルの世界で客観的に理解することができる。現状で自分が抱いている不安が、間違ってなかったんだと思うことができた。
    今後どうすべきなのか、自分の頭で考える必要があり、自分の行動にも責任を持っていかなければならないと感じた。
    とりあえず中国とアメリカにべったりな状況を打開し、自らの力で進んでいく力と皆を引っ張るリーダーが日本には必要である。

  • 政治家、マスコミを痛烈に風刺しているのが、とても面白い。特に最近、テレビやネットで話題になった迷台詞や珍行動をそのままカエルに言わせたり、やらせたりしているところは痛快、思わずニタリとしてしまう。作者のユーモアのセンスと愛国心を感じられる秀作。この世界には馬鹿げたことが、真面目な顔をして行われている。あるいは悪意を持って行われている。情報も正しいものか、それとも虚構なのか、個人の判断が試される。そんな時代に我々はいる。カエルを通して見ると見えてくるのだから、作者の力量に敬意を表します。
    ただ、確かに作者が危惧したように、少し時間が経つとその皮肉が効いた面白さは減るかもしれない。だけど、後世から見たら滑稽でしかない、こんな愚かな言動をしていた政治家やマスコミ関係者がいた、という証にはなるだろう。
    自分の希望としては、元老の雌カエルに「ありがとうジャック」を加えて欲しかった。
    買って読んで絶対に損はない作品。

  • 今の日本を客観的に見るとこういう感じなんだ…と絶望するような、滑稽な今の日本を風刺した寓話。
    決めるのも動くのも、ものすごく遅い
    感染リスクと経済活動のバランスを取りながら、再生を目指す、その一員でありたい

  •  

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著者プロフィール



「2022年 『橋下徹の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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