君たちに明日はない (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101329710

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の仕事は、委託されてリストラを進める
    「首切り面接官」

    恨まれ、泣かれ、それでも懸命に仕事をする姿は
    なかなか感動的。
    仕事も恋も順調♪

    シリーズらしいので他も読んでみます

  • 2巻くらいまでしか読んでないんだけど好き

  • 職場の人のオススメで読んだ。
    面白かった。
    村上が熟女好きっていう設定もなんか私たち世代にとっての夢があっていい。陽子の性格も自分に似てるところがあって、共感できるし、救いがあって読んでても楽しい。シリーズのようなので続きを読みたい。

    • 1392972番目の読書家さん
      好きな本を同じように思える人に出会える事は、生きていて嬉しいなぁ。幸せだと思います。
      好きな本を同じように思える人に出会える事は、生きていて嬉しいなぁ。幸せだと思います。
      2020/07/28
  • 銀行員の話が印象的。入社時から憧れ希望していた部署での仕事は抜群だったが、会社合併や上司との対立から違う部署に飛ばされ、将来的な立身の見込みもなくなりリストラを受ける。登場人物は皆、仕事に真剣に取り組んでいて、自身の仕事に対するスタンスを見つめ直すのにも良い一冊。

    近年は退職代行サービスの話を耳にするが、リストラ代行サービスも横行しており問題になっているそう。

  • 登場人物のキャラクターが細部まで描かれていた。リストラする側でなく、される側の気持ちにも立てるような、感情移入する個性が出ていた。主人公の性格、ヒロイン?の性格があまり好みでなかった。性描写はもっとライトなものでもいいと思う。

  • リストラ業務請負会社で働く主人公というのが新鮮。暗い話なのかと思っていたが、これからの人生をどう過ごすか自分を見つめ直す話が多く、読んでいて考えさせられた。仕事では冷静でありながらプライベートでは軟派で人間くさいところもいい。シリーズ物なので続編も読んでみたい。

  • どんなストーリーなのかを要約する文章力を持ち合わせていないので、新潮社のHPより・・・

    #

    「私はもう用済みってことですか!?」リストラ請負会社に勤める村上真介の仕事はクビ切り面接官。どんなに恨まれ、なじられ、泣かれても、なぜかこの仕事にはやりがいを感じている。建材メーカーの課長代理、陽子の面接を担当した真介は、気の強い八つ年上の彼女に好意をおぼえるのだが……。恋に仕事に奮闘するすべての社会人に捧げる、勇気沸きたつ人間ドラマ。山本周五郎賞受賞作

    #

    ちょっと検索すれば、これよりも内容を詳しく紹介してるページがたくさんあるのでそちらをどうぞ。

    主人公はジャニーズ系33歳のセンスのいいサラリーマン。
    高校時代、勉強はまるっきりしないでバイクにのめり込みレーサーを目指すも、3年の夏から勉強して筑波大学に入れちゃったり、8歳年上の女性(という事は41歳)と恋をしたりと、いわゆるビジネス系トレンディドラマ(死語?)のような展開で、女性受けするようなストーリーだと思う。<女性蔑視か?失礼しました。
    しかし、なぜこれが山本周五郎賞?と思わんでもないが、一気に楽しく読めてしまう。

    玩具メーカー「バカラ」、安井銀行、三友銀行、トヨハツ自動車・・・などなど、実際に連想される(できる)固有名詞で、これらの会社がリストラ計画してるってのがリアリティがある。よかったね、浜松の企業が出てこなくて。

    これから就職する人、サラリーマン、OL、転職を考える人、仕事にやりがいを見出せない人などが読むと切実感があるんじゃないかな。

  • なるほど

  • 題材はリストラ屋と重いと感じかと思いきや非常に軽い感じで読み進められた。

  • リストラ請け負い会社や登場するそれぞれの人物、どれも「ありそう」と感じられ、何となく他人事には思えない人間ドラマ。短編の連続ながらも、色んな職種に触れる楽しみもあり、サクサク読めました。
    主人公とパートナーのキャラクターが「ワイルドソウル」とかなり似てるが、それが垣根氏の作風なのだろう。強い女性が好きな人には特にオススメできる(笑)

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著者プロフィール

1966年長崎県生まれ。筑波大学卒業。2000年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『ワイルド・ソウル』で、大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の史上初となる3冠受賞。その後も05年『君たちに明日はない』で山本周五郎賞、16年『室町無頼』で「本屋が選ぶ時代小説大賞」を受賞。その他の著書に『ヒート アイランド』『ギャングスター・レッスン』『サウダージ』『クレイジーヘヴン』『ゆりかごで眠れ』『真夏の島に咲く花は』『光秀の定理』などがある。

「2020年 『信長の原理 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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