- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102118214
感想・レビュー・書評
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(1994.08.12読了)(1991.04.01購入)
(「BOOK」データベースより)amazon
非業の最期をとげた若き枢機卿チェーザレにとって生きる意味は何だったのか。1492年、彼の父は法王に即位し、ボルジア家の人々は、若く美しく、情熱的であり、その無邪気な残虐行為と途方もない野心は、体内を流れる熱い血への服従であった。ボルジア一族の愛欲と野望と権謀術数を背景に、イタリア王たる夢を抱く野心家チェーザレと彼の妹ルクレツィアとの背徳の「愛と死」を描く。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「悲しみよこんにちは」で有名なサガンの作品ですが・・・まあ、ドラマティック。でも、小憎い言い回しがたまらん作品です。ともかく主人公チェーザレ・ボルジアの傲慢さがすんばらしいです☆
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これはいまいちだった。ボルジア家を題材にした話を書きたいという気持ちばかりが先にたってしまっているのではないかと思う。
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画像がなくて残念…。サガンの中でも異色の一冊。ボルジア家の椅子がストーリーテラー。チェーザレとルクレツィアが美しいけど人間としての弱さや醜さも描かれている。歴史小説ではなく物語として面白い
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一人称が「わし」じゃなかったら…と心から思いましたが、面白かったです。
冒頭の玉座視点の語りが良い。 -
チェーザレとルクレツイアはお好きですか?愛し合ってしまった背徳の兄妹です。