アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103512813

感想・レビュー・書評

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  • アフタービットコインというタイトルだが、実際自分が勉強になった部分は仮想通過の知識の部分だった。仮想通過の知識自体は少なかったので、とても勉強になった。

  • 著者は元日銀マンでBISでの業務経験もある決済の専門家とのこと。
    ビッドコインやビッドコインに触発された仮想通貨、中央銀行が研究を進めるデジタル通貨、ビッドコインがその技術を生み出したブロックチェーン、およびその将来像を解説した本。
    著者はビッドコインについては極めて厳しめ、反面ブロックチェーンは革新的な技術との期待を抱いているようだ。
    本書の後半のブロックチェーンを応用した資金や証券決済の将来像は技術的な解説に走り過ぎた感もあるが、最近とみに話題となるフィンテック、仮想通貨などのキーワードを理解できる良質な解説書であった。

  • 2018.01.09読了

    ブロックチェーンについて、その仕組みと金融業界の動向について詳しく書かれている。
    為替手数料が一向に安くならないのは、こうした技術革新なしにはどうにも打開できない為だったのだと納得。ビットコインバブルの話も面白い。

    この本の分厚さは、同じことを何度も何度も言い聞かせるように繰り返しているところにある。お陰でややこしいブロックチェーンの技術的な話なども、読み進めるうちに理解できた。

  • 前半はビットコインの仕組み、後半はビットコインを支える技術であるブロックチェーンの過去~今後の活用展望について。

  • This time is differentを鵜呑みにしない、データが示すビットコインの脆弱性、矛盾。
    一方、ブロックチェーン技術の将来性、技術類型、コンセンサスアルゴリズムの種類。
    そして、デジタル通貨の種類と今後の展開。

  • 『ビットコインは終わってるけどブロックチェーンは良いよね』という大前提に立って書かれた本。2017年後半の仮想通貨全般の現状とビットコインの問題点を述べた後、ブロックチェーン技術を使った現金の電子化や銀行間決済、証券業などへの応用について現状と展望が語られる。
    これまでの各国の「デジタル通貨」実現を目指した取り組みや、複数の「コルレス銀行」が介在して行われる国際送金の仕組みなど知らなかった事もいくつかあって参考になった。
    ただやっぱり現状の問題点だけを挙げて「ビットコインは終わった」と言われることにはとても賛同できない。
    中央銀行や民間銀行の存在がこれから50年後も100年後も続いて決して無くならないという事を信じて疑わない人はこういう考え方になるんだろうな、という事を知るという点では非常に参考になった。

  • ビットコインの将来性については問題点が多く厳しめ。
    しかしブロックチェーンこそ次世代のコア技術として金融の仕組みを根底から覆すと著者は見ている。

    ビットコインの問題点についてはアマゾンのレビューに批判的なコメントがあり、どっちが正しいのか私には分からない。ただこの本の内容をきちんと読んで、仮想通貨投資をどうすればいいか判断材料にしたい。

    ブロックチェーンは間違いなく世の中を変えるようだ。
    ビジネスがどう変わってどう自分がチャンスをつかむことができるか考えるヒントとしたい。

  • 今、暗号通貨の入門書としてオススメするならこの本かも。冷静な視点で、論点を整理してくれます。通貨の変遷の歴史、ビットコインの理想と現実、ブロックチェーンの展望。投機も遊びがいがあるのは否定できませんが、やはりまずはその概念と技術に魅せられて欲しいと思います。その点で本書は技術的側面での解説も厚めで良いです。

  • 話題のビットコインについてとそのコア技術であるブロックチェーンを使っての展望が詳しく書いてあった。
    バブルがはじけてしまった時に、苦しむ人が少なくなかったら良いな。今からビットコインの購入や一から勉強を考えてる人がいれば、参考になるはず。

  • ビットコイン投資への危機感を警鐘


    ・ビットコインへのマイナスイメージにつながる事件
    シルクロード事件
    マウントゴックス事件
    ランサムウェア事件

    ・ビットコインはバブルか
    投資指標が存在しない
    過去のバブルからの教訓


    ・時代のトレンドは、ビットコインからブロックチェーンへ
    以下、ブロックチェーンの技術を利用した様々な取り組みが記載されている
    →今後の参考になる

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著者プロフィール

中島 真志(ナカジマ マサシ)
麗澤大学経済学部教授
1958年生まれ。日本銀行を経て、現在、麗澤大学経済学部教授。

「2023年 『金融読本(第32版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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