- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121600042
感想・レビュー・書評
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ブラジルでの旅の記録をまとめた紀行文
未開社会の分析と、ヨーロッパ中心主義に対する批判により文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつとなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アマゾンの「1~2か月以内に発送」って何なの?
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初めてのレヴィ=ストロース。若かりし頃のブラジル旅行の紀行文。紀行文でありながら自身の構造主義をいかんなく発揮した文体がまぶしい。理性的一元論を主張し、ふんだんに弁証法的思考がちりばめられている。状況を分析し無機質な言葉に分解してしまえば、情緒も情熱も失せた、それこそ悲しい景色が広がるのみ。生きていくにはほんの僅かなものがあれば足りる。それならばそれだけ重たくぶら下げた知識は何のためなのだ。悲しいのはその温度に溶け込めない自身か、時代に逆行した、聖も俗も混沌とした地球か。
トインビーと並行して読んでいただけに、それは悲しい。
09/6/7 -
この本が私の生き方を変えたと言ってもよい。構造主義の魁となったパンタナルに棲むナンビクワラ族の生活を通して、実は未開の先住民の中にこそ、私たちが失った人類としての幸せが存在するのではないかと訴えている。
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小難しい構造主義ではなく、旅行記として
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読了
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これは読まなきゃね。@
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こんな奇っ怪な一冊はない @千夜千冊 by 松岡 正剛
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未読
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文化相対主義を唱えた著者の代表作。
勉強になった。西洋中心主義を批判しているものの、文化相対主義にも欠点があったり。