- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140885475
感想・レビュー・書評
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昔好きでかなり読んだ森さん。エッセイは初めて。読書というテーマのなかで、彼らしいシニカルかつ気取った書き振りである。
本書は非常に読みやすい本であるが、読みやすい本は流動食で、未知のもの読みにくいものを読むことを森さんはこのんでいる。Kindleのサジェストで自分の好みに合うようなものだけ読んでいては、未知を知る楽しみはないとのこと。またアウトプットもあらすじを書くのではなく、感想をかけと。耳が痛い。
読書や出版が20年前に変化できなかった。それはそれでいいじゃないかと思う。新しい商業施設にはブックカフェが入り、僕がここにいる。それでいいのではと思う。
森さんが研究者から作家になった年ときしくも一緒であり、なんだかやる気がでる本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文章を読み、それを自分のものとして展開する行為が本物の読書体験
本選びは未知、もしくは確認のため
説明のための文章は返還が逆になる。→わかっていて書いたものは書いたものから分かられる
知識は使うため、それを組み合わせて発送するためにある
逆にメモをしたから忘れる可能性もある
アウトプットする時は読んで、どう感じたのか?を具体的に書く。
感想文はそれを書くまでの思考が大切
文庫本と単行本には関係があり、文庫本は3年後に出る。
本はその作品を一社が独占している。
作者と読者がつながる
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何でも検索できる時代にも、本を読む意味がある――。
わからないことは何でも検索できる時代だ。娯楽だって山のように溢れている。それでも読書でしか得られないものがある――。読書が苦手でしかたのなかった少年は、どのように本と向き合い大学教授・ベストセラー作家となったのか?並外れた発想力と知的生産術を可能にする「読書の効能」がいま明らかに! 著作累計1,600万部超を誇る作家・森博嗣が、「きれいごと」抜きに語る体験的読書論。 ●僕は本を読むことが苦手だった
●速読は読書とはいえない ●つまらない本」の読み方を教えよう
●本選びで大事にすべきたったひとつの原則
●僕は一度読んだら忘れない ●「読みやすい本」には罠がある
●教養とは「保留」できる能力のことである etc.
デビューして二十数年になり、これまでに三百冊以上の本を上梓してきた。最初のうちは小説ばかり書いていた(というよりも依頼があったので、書かされていた)のだが、ここ数年、エッセィや新書を多く執筆している。僕としては、子供のときがそうだったように、虚構の世界よりは現実について書く方が「素直」な行動だと感じているし、未だに、自分で読むものはノンフィクションが九十九パーセントである。それなのに、何故こんな職業に就いてしまったのか、と不思議だ。今でも、ときどき首を捻ひねってる
しかし、いずれにしても明らかなことは、僕がもの凄く沢山のことをすべて本から学んできた‼️という事実である。文字がすらすらと読めないハンディを背負いながらも、とにかく本を読むしかなかった。知りたいことは、活字を追うことでしか得られなかったのだ。そして、本を読むことが僕にとって、いつの間にか日常になり、また、そういったインプットを体験していたからこそ、逆にアウトプットする仕事を得られたのである。 (「まえがき」)
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あ、この人頭いい人だ。
まず、そう思った。
一度読んだ本は忘れないとか、いやいや。
いやいやいや。笑
大学卒業とともに結婚とか。
読書と関係ないとこで、おぉ。と思わせてくれる本。
本も人も、自分とは違うものを求めるってところには、成る程って思った。
本も人もいっしょだと。
たしかに、いろんな人と出会えば出会うほど、自分は無知だと思わされる。同じように、いろんな本と出会えば出会うほど、自分は無知だと気付かされる。
だけど
本は考える時間を存分に与えてくれる。
それに比べて、人は与えてくれない。
一瞬で物事を考え、返答しなきゃいけない。
だから、本は好きだ。
読めば読むほど、味が出る。
人ともそう思えたら、いいけど。
いかんせん、人との付き合いが下手な私には、踏み込むことも面倒だと思ってしまう。
んー本っていいよね。
結局このことに尽きる -
森さんの本の読み方。
文章を読んで、頭の中で展開する。
以前はそういう読み方をしていたけど、最近はただ文章を読むだけだったかもしれない。
本の選び方。
自分で本を選んでいる瞬間って、とても楽しいと思う。 -
【あらすじ】
なんでも検索できる時代だ。娯楽だって山のように溢れている。それでも、本を読むことでしか得られないものがある―。著作発行累計1600万部を誇る人気作家が、並外れた発想力とアウトプットを下支えする、読書の極意を明らかにする。本選びで大事にすべきただ一つの原則とは?「つまらない本」はどう読むべきか?きれいごと抜きに読書という行為の本質を突く、唯一無二の一冊!
【感想】
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時々、にやっとさせられるのは、そう・そのとおり、図星! と自分に当てはまるから~1僕の読書生活:子どもの頃から読み書きが苦手だった、のは多分、遠視の所為。それでも海外のミステリの翻訳物は読み始め、ポーの一族に衝撃を受けた。2自由な読書、本の選び方:本屋に行って面白そうと直感したものを買って読め。自分と違う人と出会って刺激を貰うように、ベストセラなどは避けるべきだ。3文字を読む生活:広く読み、(自分の場合は文字で考えることはしないんだが)書いたモノは何度も読み直してわかりやすい形にすべきだ。4インプットとアウトプット:読書で知識を蓄え、ひらめき・着想を得て、小説などの意味あるアウトプットを作ろう。5読書の未来:日本では漢字と平仮名を用いたメディアとしての本が発達したが、電子書籍が出始めて、古い体質の出版ビジネスは形態を変えられず苦戦している~NHK出版とは初めてのつきあいらしい