片想い

著者 :
  • 文藝春秋
3.45
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本棚登録 : 1800
感想 : 171
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163198804

感想・レビュー・書評

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  • 86/100

  • 読み終わったあといろいろ考えさせられます。

  • とても面白かった。個人的には、「容疑者Xの献身」よりも好きだな。途中から、読む手が、読む目が止まらなくなった。

  • 作者自身,相当取材したんだろうなぁ,と思った。初めて東野作品で読み応えがあった。私も中学時代この話に出てくる陸上選手のような人がいた。セーラー服姿がだんだん痛々しくなっていった。つらかっただろうな。あの人も。でも性同一性障害,は見た目に分かりづらい。もしかしたら自分の周りにもいたのかも。いやいるかも。作品の中でもいろんな立場の意見が出てきて,参考になった。

  • 戸籍交換

  • 旧友美月と再会した哲郎は、彼女が性同一障害で現在は男として暮らしていると告白される。美月は他にも大きな秘密を抱えていた

  • あんまり好きじゃない話。
    回想シーンとか良かったけど同性愛を書くならもっと違う形で…と思った。
    あんまり考えずに読めばそれなりに面白い作品。

  • はい!出ました!有名な東野さん!
    片思いよかったですよー。
    素晴らしいです!凄くあつくて多分国語辞書くらいですし、文章が二段に構成されてるので読み応えがありました。
    感慨深い作品でした、人はやっぱり難しくて複雑な生き物だと想いますし、
    同じように苦しいことがあるときっともろくなってしまうんですよね。
    読む価値はあるとおもいます!散々学校で題名にからかわれましたけど(笑)病んでるなーだって

  • 性同一性障害を持つ人物がキーマンとして登場する。
    謎解きよりも、人間とは?性別ってなんだろう、と時折考えさせられる秀作。

  • 東野さんの話は救いのない話ばっかりだとわかっているのに、つい手を出してしまいます。読み終わったあとさっぱりした気分になれたのって「ゲームの名は誘拐」ぐらいなんじゃ…! 物語が中盤に入るまで、謎らしき謎は全く見えてこないのでちょっと退屈でした。後半は、男だと思っていたひとが女だったり女だと思っていたひとが男だったりと、頭が絡まる展開だったわけですが、これもある意味叙述トリック?とか思いました。違う気もしますが。 前から、東野さんは性に対する見方が変わっているなあと思っていたのですが、この「片想い」でさらにその考えが深まりました。性って難しい。どうすれば美月が幸せになれたのかもわからないし、西脇の無意識のジェンダーももはや何が問題なのかわかりません。東野ミステリを楽しむには少々重た過ぎる一冊でした。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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