片想い

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163198804

感想・レビュー・書評

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  • この人はうまいなぁ
    うまいうまい。

  • なかなか面白かったです。
    性同一障害が絡んだストーリーです。
    この本が書かれた当初より今はだいぶ
    理解が広くなってるんじゃないかと。
    そこに偏見って私はないなぁ。。と思ってたけど
    でも、男とか女とかを考える事自体が偏見だってのにも納得。

    あと、話の中に【サンタのおばさん】って物語が出てくるんだけど、それは絵本化されてます。
    この話から生まれたんだ〜と、びっくりしました♪

  • あるがままの自分でありたい、というのは、ジェンダーだけの問題ではないと気付いた。

  • 大学アメフト部でQB(クオーターバック)を務めていた哲郎。結婚した女子マネージャーの理紗子ととは、やや冷えた関係にある。卒業以来続いている13回目の年に一度の集まりのあと、もう一人のマネージャー美月から「秘密」を打ち明けられる。1つは自分が殺人を犯してしまったこと。もう1つの秘密は、彼女の心は「男」であることだった…。殺人事件を軸に、性同一障害とは、男と女の差は何なのか、ということが語られる。「メビウスの帯」とは、なるほどと思った。

  • 性同一性障害とか男と女の根本とかを題材にしている。
    全く予想だにしなかった結末がまっていた。

  • 「ふつうの一枚の紙ならば、裏はどこまでいっても裏だし、表は永久に裏です。両者が出会うことはない。でもメビウスの帯ならば、表だと思って進んでいったら、いつの間にか裏に回っているということになる。つまり両者は繋がっているんです。この世のすべての人は、このメビウスの帯の上にいる。完全な男はいないし、完全な女もいない。またそれぞれの人が持つメビウスの帯は一本じゃない。ある部分は男性的だけど、別の部分は女性的というのが、ふつうの人間なんです」

  • 気になって、一気に読めた。
    題名から青春ものかなーと思ったら、さすが東野圭吾!!
    「性同一性障害」をテーマに扱った作品。
    心と体が別の「性」ってどんな感じなんだろう。。
    本の中で、「メディアに取り上げられている性同一性障害の人たちは、いろいろな葛藤を乗り越えた強い人たち。葛藤に悩み苦しんでいるままの人たちがほとんどだ」という指摘をしていたが、なるほどと思った。
    例え、染色体通りの「性」ではなくとも同じ人間。血液型が異なっていても同じ「人間」と認識されることが当たり前のように、「性」の違いにより差別や偏見を持つことはいけない!

  • 性同一性障害についての話。途中ややこしすぎ!登場人物が多い><そして長い。重い(本も内容も)そんなこんなで読み終わった後は放心状態。

  • 性同一性障害がテーマの作品。

    題名から勝手に切ない話を想像していた私には、ちょっと拍子抜け。
    ここでいう「片想い」は一般的で言うそれではないらしい。

    美月と哲郎の関係が好ましく「QB」という愛称もなかなか◎
    気になったのは、ラスト。
    これはどう解釈していいものか。
    やっぱりそのまま受け取るのがいいのかな。>だとすると、衝撃のラスト。ってとこ。

  • 最近オカマは活躍しているけれどオナベって世間は受け入れてくれないんだよね。これも男尊女卑の流れだと私は思う。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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