ソロモンの犬

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163262208

感想・レビュー・書評

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  • 内容も面白かったですが、物語の進め方が好きでした。こういう青春小説があってもいいなと思います。

  • 20110826平塚市や相模川など聞きなれた地名が出で来た。

  • 大学生でメッセンジャーのバイトをしている秋内静。大人びた友人・友江京也。
    京也の恋人・巻坂ひろ子。ひろ子の友人で、秋内が密かに想いを寄せている羽住智佳。
    4人の友情が、ある少年(陽介)の事故死により、それぞれが様々な
    疑惑を生み、歪んでいってしまうミステリー。

    陽介の死は事故なのか?陽介の飼っていたオービーは何を見たのか?犯人は4人の中にいるのか?

    なあぁぁんて書くと、生臭い感じがしますが、実際は青春ミステリーといった色合いが強い作品です。著者の作品を読むのは初めてですが読みやすくて、若者の抱く、生真面目さやプライド、面倒くさがりな部分。など若者の動きが、時に切なく描かれています。

    とにかく秋内静と大学の講師間宮のキャラがよく作られています。
    時に間宮が良い!後半は間宮大活躍です。

    どんでん返しな結末と後味の良い終わり方も好きです。
    伏線が随所にあり、結末に行くにつれ
    「あ~~~そっか!」「え~~~そうなるか」と繋がっていきました。

    プロローグの意味も「あ、そういうことね」みたいな(笑)

    ドラマ化するなら、間宮はぜひ阿部サダヲで♪(真面目な演技でね)

  • 騙された!
    途中から主人公が間宮になる。
    間宮のキャラが面白い

  • ●あらすじ●
    自転車便〈ACT〉でバイトをしながら大学に通う秋内静と、同級生の京也、その恋人のひろ子、秋内が思いを寄せる羽住智佳。4人の大学生の平凡な夏は、幼い友達の死で破られた。

    大学の椎崎助教授の息子・陽介はまだ10歳ながら、大人びた言動で秋内らと友達のように接していた。その陽介が、飼い犬のオービーに引きずられて車道に飛び出し事故死したのだ。

    事故の瞬間を目撃した秋内は、それがただの不幸な偶然だとは思えなかった。オービーはなぜ突然走り出したのか?現場にいた京也の不可解な行動は何だったのか?秋内は動物生態学に詳しい間宮助教授を訪ね、自分の疑問を相談するが、今度は陽助の母親が…。そして事件は意外な結末を迎える─。

  • 事件の真相は、何とも言えない切なさがあるけれど、道尾さんの作品にしては明るく爽やかな作品だと思った。途中で疑惑が、ある人物に集中しすぎてたから「これは何かあるな」と思ったけど、そこに繋がるとは思ってなかった。間宮先生の講義受けてみたい。

  • 話は面白かったけれど魅力的な人物が間宮先生だけだったのでずっと違和感。

  • 主人公と間宮が良過ぎるwwなんかこの二人の印象強すぎて他のキャラクターの印象が…なぁ…
    大団円と言うには物足りないし、かっこよく(?)謎解きも主人公じゃない(真相分かってたのに!)という…でも最後のシーンはよかった!どんだけ読者をニマニマさせる気なんだ主人公よ…

  • もしかしたら、と思って借りたけど、やっぱり読んだことある本だった。でも内容が全然思い出せなかったから再読。やっぱりあんまり好きな感じじゃない。なんつーか情報が錯綜しすぎているというか。京也はやっぱり納得いかない。秋内のおじいちゃんはすごくいい。

  • 図書館にて。
    凝りに凝られた展開だなとは思ったがちょっと凝り過ぎ?出だしがすでに夢落ちってのはちょっと反則なのでは・・・・。殺人の動機も今ひとつ、息子が死んじゃうくだりもなんか行き当たりばったり。ラストで急にラブコメみたいになっちゃうのも唐突。楽しく読めたが何となく不完全燃焼。

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著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

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