- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163272108
感想・レビュー・書評
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☆☆☆$$とても面白かった。前の冬戦争が外れだっただけに余計に面白く感じた。$$面白いだけでなく、派遣社員の実態から今の社会にした大人としての$$責任も感じてしまった。
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千川フォールアウト・マザー:深夜の弁当工場で働くシングルマザーのユイ。たった半日子供をおいてライブに行ったばかりにバッシングを受けてボロボロに。誠のオカンのアドバイスで一時子供を預けて生活のたてなおしを決意する
池袋クリンナップス:ボランティアのゴミ拾い和文。彼は不動産デベロッパの息子で、誘拐されてしまうが、途中で自分の誘拐事件の指揮をとる。それに気付いた誠は社長の脳卒中を告げ、誘拐ごっこを終わらせる
定年ブルドッグ:元彼に写真をネタに脅されているはるな。はるなの父からつかわされた元警官の大垣と合流。解決に乗り出す
非正規レジスタンス:派遣会社の実態を暴くために潜入した誠。労働条件改善を訴える派遣社員を襲う犯人を暴く -
いつものメンバーがでてくる安心感と、それなのにいつも違う読後感。今回は切ない気持ちになりました。
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最近ますます社会派になったIWGP。
おもしろいんだけど、なんかなあ、と思う部分も。
今回の話は2つくらい、結末、というか仕掛けが同じものがあるし・・・
格差問題に対してなんら有効な対策がない世の中ではこういう話が必要なんだろうな、、、
そろそろマコトにも幸せになってほしいものです。 -
再読。Ⅷは久しぶりだったが社会派が強い。
2012.1.13 -
シングルマザー・幼児虐待、都市再開発、情報セキュリティー、人材派遣・ネットカフェ難民・・・。
今まで深く考える事も無く読み続けてきたが、IWGPシリーズは社会派ミステリーなのかもしれない。
街、世の中の最先端部分を切り取って、描いてみせようとすると自然にそうなってしまうのか?
以外に社会性は作者が意識的に描いているような気もしないでもないが、
しかし、そうかといって、それは声高に叫ばれてそういったことを主張している訳でもない。 -
図書館の新刊コーナーにおいてありました。久しぶりの新刊。
家族の話が続いている気がする。 -
雇用問題にせまる。非正規派遣社員の抵抗運動。派遣会社とネット難民ワンコールワーカーの実態。働いても働いても、正社員も派遣社員も報われない時代。夢を叶えるために働くのではなく、今日を生き抜くために働く現代社会。興味深い内容だった。
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深刻な格差社会についてこれからの若者達の行く末について重い大切な問題をうまくすごくかっこいい描写で書いているなと。特に非正規レジスタンスは私自身ぶつかった問題でもあり鋭く胸に突き刺さった。切れない怒りを人にむけてはいけない今のぼくの生活はすべてぼくに責任がある。サトシ君ノートは泣ける。
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だんだんローマ数字が読めなくなってきてるっていうねw
今回はシングルマザーの話、ゴミ拾いをする王子様の話、ブルドックみたいな元警官との友情?、非正規雇用者の話。
シングルマザーとか非正規雇用者とかはすごく今身に沁みる話題。
貧困という病気はどこまでもついてくる
一発当てるなんてよほどの強運がないと無理。
それでもこの本に出てきたいわゆる御曹司とかお嬢様が、そんな人たちのために働いてくれてうれしい。