悪の教典　上

著者 : 貴志祐介

• 文藝春秋 (2010年7月29日発売)

感想・レビュー・書評

[kaneaki1104さんの感想 · 2014年11月29日]

たぶん、えげつなくて人が死んで、ついでに性的な気持ち悪いのが出てくるんだろうなー
って思って読み始めたら
その通りだった
挫折した『新世界より』と同じような描写

『新世界より』は挫折したけどアニメで全部見れた
この作品は舞台が現代に固定されてるから平気だった
現代なのか異世界なのか曖昧なやつは読めないんだよね
異世界なら異世界って書いてくれれば平気なんだけど

暗くてえげつない作品だけど飽きさせない
夢中になって読んでしまう
『新世界より』のラストは驚愕したし、感心した
この作品も同じようにどう結末を迎えるのか楽しみだ

残酷でえげつなくて暗いだけの作品でないと期待して先を読もう

[andalusia0705さんの感想 · 2014年11月20日]

分厚いがすぐ読めた。不気味な進行具合。かなりゆっくりな展開。100冊目。

[kurizoh7さんの感想 · 2014年10月23日]

内容はある私立高校教諭の蓮実という表面上は非常に好感の持てるキャラクターだが、内面は学校全体を支配しようとする悪魔のような恐ろしい男が、自分に反抗的だったり、正体に気付く者は全て抹殺するというストーリーです。
あまりに蓮実の思い通りに犯行が進んでいき、既に何件もの不可解な事故や自殺（殺人）が連続して学校内で発生しているものの誰も（一部を除く）蓮実の犯行だとは気付かないところに違和感を感じます。まあ気付いた者は速やかに抹殺されてしまう訳ですが・・・
下巻では、蓮実の真の目的が何か？その目的を阻害する者がまた次々と抹殺されていき、最後、蓮実がどうなるのか？というところが見所のような気がします。
東野圭吾の「白夜行」のような話で、モヤモヤとした気持ちになる作品ですね。

[うっちーさんの感想 · 2014年9月25日]

バトロワチック。結末も読めるけど、話に勢いがあってあっという間に面白く読めた。

[ttlwebさんの感想 · 2014年8月24日]

サイコパスこわいです

[itasakashitaさんの感想 · 2014年8月19日]

善人の顔をした悪魔のような教師の物語。感想は下巻で。

[Junさんの感想 · 2014年6月21日]

ハスミン最高です*\(^o^)/*
とても魅力的な悪役…。
本当にあんな人がいたら嫌ですが……。

爽やかで、とってもいい先生なのにまさかサイコパスだなんて…！面白すぎてページをめくる手が止まらなかったです。

[hiromiyanaseさんの感想 · 2014年6月9日]

魅力的な悪役というモノは、活劇にはなくてはならないのだなと思います。
今回は予備知識無しだったので、最初は主人公のヒールが、ヒーローになるのか、と若干思いました。それくらい魅力的な人物が、これからどう動いてくれるのか、ものすごいワクワクさせられ、一気読み。下巻が楽しみ。

[ほみちかさんの感想 · 2014年6月4日]

サイコパスの思考はこうなのかもしれないな。と、未知の世界の思考回路を垣間見れておもしろい。

[んだりぃ～んさんの感想 · 2014年5月4日]

有能だし爽やかだし、計画は巧妙で綿密で、すごいわぁ。
やはり頭のいい人は考えてることが違うのか？
まぁ次から次へと・・・。
ハスミンの犯行はわりと大胆なのに、なぜバレない？

こんなに人や動物が死んだり、ハメられて
追い出されたりしてるのに、不思議とあまり不快感がなく、あら、それって、もしかしたら私もハスミンの表の顔に、
見た目の良さに騙されてしまってるのかも。
ハスミンがそれらをあまりにも手軽にやり遂げてるので、
読み手の感覚もマヒしちゃいそう。
（別に応援してるわけではありません）

でも女子生徒に普通に手ぇ出したりして、
その辺は妙に生身の人間っぽいところあるのね。

著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」