タイニーストーリーズ

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 821
感想 : 122
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163296906

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの山田詠美。前読んですごく好みの話だったような気がしてたけど、意外と(・・?)って話もあり…私の理解力の問題だと思うけど、いまいちオチがどういうことかわからないのもあったりして、それほど好きっ(≧∇≦)て感じではなかった。

  • 20以上の話がはいった短編集。山田詠美は短編も上手。
    ドキッとさせられたり、ぞくっとさせられたり。

  • 書店で文庫本が出ているのをみて気になったので図書館から借りる。Tiny=ちっぽけな。という表題のとおり短編がたくさん。つながりがある短編も中には。軽い気持ちでぱらぱらっと読めるのでおすすめ。2013/333

  • 好みじゃなかった。山田さんの本たぶん初めて読んだ。

  • 山田詠美の世界を楽しめたが、これもいつもの事だがどう理解したら良いのかわからない部分もあり。

  • 山田詠美っぽさが溢れてる本。
    代わり映えのない日常から抜け出せないときに読むといい。
    視点を変えるとこんな世界があるのね、って気づかされて、単調に日々を過ごしてる場合じゃないって思わされる。

  • 21個の短編のアソートで、いろんな文体・テーマでまるで違うものを書いたそうです。
    世界観がひとつひとつ違うので、一気に読むと疲れると思います。
    自分は2、3編ずつパラパラ読んでいきました。
    あいまあいまに、自伝小説である(とは明記されていないかもしれないが明らかにそうである)『GIと遊んだ話』が5編差し込まれていて、それは最初飛ばしました。ポンちゃんが書くこの世界はもともと苦手なので。。でも、読んでみたら、終わりにはしみじみしてしまいました。自伝だからこそ、かも。特にベトナム帰還の中年GIサー・ジョンソンの話はよかった。

    自分は老夫婦とそこに来る介護士への恋心を綴った『にゃんにゃじじい』がお気に入り。ポンちゃんの作品の中だと『蝶々の纏足』的な世界がやはり好きなので。
    女流小説家がファンである女性と交流する『モンブラン、ブルーブラック』の世界観も江戸川乱歩的な恐怖小説で素敵です。

    でもねぇ、いくら山田詠美が短編の名手だからといって、ちょっと短か過ぎて、どう解釈してよいのか迷うものがありました。

    1冊の本としては疲れるので☆3つですが、つまらない作品はなかったです。どちらかと言うと、お腹いっぱいなので☆3つでという感じです。

    文庫本よりは単行本の装丁のほうがポップで好きです。

  • 泣ける、おもしろい、ほんわか、こわい、ちょっとエッチ・・・。
    バラバラな彩りの、21つの短編集。
    限られた枚数でさらっと話をまとめるのは、
    実は難しいと思うけど、すっと心に入ってくる。
    よく読み返すと、また新たな発見もあったりして、おもしろい。

    ちょっと理解不能な話もあったけど、まあそれはそれで。

  • 山田さんの本、何冊か読んだけどやっぱり好みじゃない。
    読み終えても「??」と思う話が多い。
    かなり短いショートストリーを集めた短編集だったけど読み終えるのに苦労した。

  • 山田詠美さんは、
    本を読むことの喜びを教えてくれた作家の一人。
    高校から大学生のころ、大人への憧れに心ときめかせながら読み耽ったものです。

    年齢を重ね、少し熱は冷めたものの、新刊は毎回楽しみにしています。

    今回は、正直楽しめなかったです。
    ひねり過ぎているというか、ちょっとシニカル過ぎて山田詠美さんの魅力が薄まっている気がします。
    自分の価値観が変わったのか、詠美さんの進化に付いていけていないのか、、
    少し寂しいです。

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著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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