ロードサイド・クロス

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163297200

感想・レビュー・書評

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  • あるネット記事へのコメント投稿から冤罪の汚名を着せられてしまった高校生。その真犯人を尋問のスペシャリスト、キャサリン・ダンスが追う。

    読み出すと止まらないジェフリーディーバー。リンカーン・ライムシリーズはいくつか読んでいて、その中に(確かバーニングワイヤーだったかな?)ちょっと出てきたりしてたんで存在は知っていたのですが、キャサリンダンスシリーズは初めて読みます。やっぱりどんでん返しに次ぐドンデン返しでサスペンス的には楽しませてくれました。サスペンス的にも(適度に先が読めたり殺人のえげつなさのレベルが低かったりして)リンカーン・ライムよりも読みやすい気がします。

    一方で、ジェフリーディーバーとしてはネットの行き過ぎた個人への攻撃を問題視してこのお話を書いたものと思われ、その問題意識もしっかり受け止めたいところ。この本が出版された頃はまだブログ全盛の時代で、SNSは勢いがつき始めた頃、という社会背景がありますが、SNSでの炎上で人が死ぬようになったこの時代にジェフリーがどんな視点をもつのか興味があります。
    キャサリン・ダンスのシリーズは数冊出ているはずですが、最初から追いかけると興味深いかもしれません。この本で一番気になったのはキャサリンをめぐる三角関係の行方ですが、シリーズを追っていくと何か結論が出るのかなあ。

    MMORPGモノの金字塔といえば「ソードアートオンライン」シリーズと一緒にお楽しみください。

  • キャサリン・ダンスシリーズ。ネットいじめの標的にされた少年が次々といじめてきた連中に襲いかかる。またダンスの母親が患者を安樂させた容疑で起訴される。仕事とプライベートのいたぱさみになりながらダンスは捜査を続ける。他にも半安楽死団体や海水淡水化などでてくるが、とっ散らかって、ミスリードとしてはお粗末なまとまりのない内容に思えた。

  • ダンス捜査官。ネットいじめが現実の殺人事件に。つぎつぎと追いたてられる。
    犯人がせまってくるようすとかハラハラ。


    C0097

  • 男は哀れだなぁ。

  • 面白いんだけど、いかんせん長い!
    あと、登場人物が多い!
    でも、最後の方は一気読み。
    ダンス、いい女なんだろうな。

  • ライムシリーズのスピンオフ、キャサリン・ダンス2作目。
    相変わらず文章はずば抜けて上手いのですが、
    如何せん、読み手であるこちらが「どんでん返し」を身構えて読んでいるので、
    ディーヴァーもそろそろ「どんでん返し」を搾り出すの苦しいのではないでしょうかw
    そう思いたくなる「無理からのどんでん返し」でした。

  • んー。ライムシリーズのスピンオフっていうより、もうダンスシリーズって感じ。んでもってダンスシリーズ二作目は勢い落ちたかなあ。それでもどんでん返し、楽しみで一気に読んじゃったけど。サイバーいじめがテーマ。ネット上には思った以上に個人情報がいっぱいってことよなあ。

  • リンカーン・ライムシリーズのスピンオフ。
    と言っても、二作目なので、もはやダンスシリーズと言うべきか。

    本作は陰湿なネットいじめを取り扱っています。
    被害者はどんどん増えて行きますが、
    犯人ともくされる少年の行方はつかめず…
    同時に、ダンスの母も別の事件に巻き込まれ…

    相変わらず、ハラハラドキドキの展開です。
    ただ、彼の作品は数度のどんでん返しがお決まりになっており、
    以前に比べると、パンチが足りないのは確か。
    ただ、やはり読まずにはいられないのです。
    犯人は予想がついたけど、動機が弱いなぁ。
    まぁ、これこそが人間の弱さというものかもしれませんが。

    ちなみに私は、ボーリングの方を押したいw

  •  キャサリン・ダンスシリーズの2作目。
     ボディランゲージから相手の心理を読み取る「人間嘘発見器」の異名を持つダンスだが、なぜか今回はその能力を事件解決に発揮する場面が少ない。
     時代背景を反映してか、人間相手の捜査よりも、ブログやネットの世界を相手にすることが増えるのはわかるのだが、ダンスが出る作品でわざわざそのような舞台設定にしなくてもと思う。
     一般の小説と比べたら水準以上の出来なのだが、ディーヴァーらしいどんでん返しも少なく、ちょっと期待外れ。

     次作は、リンカーン・ライムシリーズの第9作が訳されると思ったら、後から出た007シリーズの方が先に翻訳された。ディーヴァーの書くジェームズ・ボンドも楽しみだ。

  • キャサリンダンスシリーズ第2弾。 やっと本箱から出して読み終わりました。伏線が、ちょっと凝りすぎ。 でも最後がちょっとあっけない。ウオッチメーカーのような大どんでん返しは無かった。スリーピングドールも結構どんでん返しが有ったけど、こちらは話の内容としてどんでん返し理由がちょっとあまりに世俗的でした。ので、3つ星。

著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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