にょにょにょっ記

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 540
感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163903262

感想・レビュー・書評

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  • お嬢さまとお坊さま♪

    にょっ記シリーズはフジモトマサルさんのイラストとの響き合いが素晴らしくて大好きなシリーズなのですが…。急逝が悔やまれます。ご冥福をお祈りします

  • 中2病の半歩手前で踏みとどまる著者。
    短い文章でも「言えてる」のは本業が歌人だから当たり前か。それとも定型に頼れないのに、短い文章でよく伝えられるなあと感心するべきか。

    イラストレーターのフジモト・マサルさんがまことに上手く、世界音痴な歌人の意図を酌んだうえで。素晴らしいフジモトワールドを繰り広げています。特に177ページのイラストは傑作だと思います。

  • えー。
    おっほん。
    ほむほむへ。
    なんでそんなに変わらずほむほむなのですか。
    わたしのこころを離したくないからですか。
    なーんちゃって。
    ほむほむ、いいなぁ。すきだなぁ。

  • 穂村さんの1年間の日記エッセイ。
    フジモトさんのイラストがぴったりで、ほのぼの。

  • 前ほどじゃなくなったような気がするけど、面白かった。
    私は幼かったので実際に唱えたことはなかったけど、「ベントラー、ベントラー、スペースピープル」すっかり忘れていたあの時代のUFO熱を思い出した。
    フジモトマサルの絵もいい。
    文庫になると、有名作家の「偽にょにょにょっ記」がつくから、買うならそっちのようにも思うけど、フジモトマサルの絵がカラーで大きく見ることができるからこっちもよし。

  • (2015/11/6読了)
    4月1日から3月31日までの1年間が、「⚪︎月⚪︎日…(本文)」と、日記のように書かれてます。
    穂村さんは誰かとの連作と、一冊だけエッセイを読んだことがあります。
    妄想の方向が私と一緒で、にやけてしまうことも多々あり。
    フジモトマサルさんも一冊回文の本を読んだことがあり、最近では村上春樹さんの著者の挿絵でも見ています。だんだん表に出てきているような…
    私が気づかなかっただけかもしれないけど。
    このイタチみたいな形をした人間みたいな動物はなんなのでしょうか。
    穂村さん、とても丸顔を気にしていらっしゃるので、検索してお顔を拝見してみたけど、そうでもない。丸顔から起きることへの、マイナスへの妄想の方が勝ってるんでしょうね。

    (内容)
    きらきら光って永遠に消えない幻の日常。不思議でファニーな妄想日記。

  • 独特の感性に笑えます。

  • 914.6

  • 初めて穂村さんの作品を読みました。装丁、紙の質感とかが程よく、ゆるっとした感じが良いです。日付だけが手書きにしている所も好きです。でも、読んでいるとその日付だけがどうしても消せる感じがしてしまい、消しゴムを持ち出してきたい衝動に駆られ困ってしまいました。30分程度で読めちゃう大変楽しい日記でした。余談ですが、私も昔のロンロンの方がしっくりきます。

  • 3冊目ともなると、ややトーンダウン?
    単にこちら側の気持ちの問題かもしれませんが。

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著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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