探偵ガリレオ (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2002年2月8日発売)
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本 ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167110079

作品紹介・あらすじ

突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年……警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学。常識を超えた謎に天才科学者が挑む、連作ミステリーのシリーズ第一作。解説・佐野史郎

感想・レビュー・書評

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  • 草薙刑事と湯川教授のコンビがいい!
    短編集で登場人物も少なくて読みやすかったです。
    楽しめました。

  • 「容疑者Xの献身」を読みたいのですが、性分として順番にいかないと、ということでシリーズ一作目から。

    5つの事件がありました。
    第一章「燃える」が、のっけからインパクトがありましたね。
    不思議な事件を、どのような科学的解明により解決するのかが盛り上がりポイントです。超文系でもわかったふりして楽しめました。

    湯川と草薙、良いコンビです。
    共にバドミントン部って。いいとこつきますわ。

  • うん、面白い!加賀恭一郎を昨年全て読破したので、いよいよガリレオシリーズに着手しようかなと!今から27年も前の作品なんですね。名作「容疑者Xの献身」しかまだ読んでいなかったので、ガリレオ制覇目指してちょこちょこと読み進めていきます。テレビシリーズは当時全て見たので覚えてるかなー、と思いつつ読み始めましたが、結構忘れてて逆に儲けモンです。テレビドラマより端的で無駄もなく読みやすくてやっぱ面白い!しかし巻末佐野史郎解説を読んで結構衝撃でした!知らなかったです!どちらかと言うと犯人役?!

  • ガリレオシリーズの第一作。5つの短編が収録されているが、いずれも1990年代後半の作品で、もう20年以上前の出版。今でも十分楽しめる。捜査一課の草薙刑事と物理学者の湯川が組んで事件を解決していく。トリックが秀逸。また全読破したくなるシリーズができてしまった。

  • 東野圭吾デビュー。

    先に映像を観ていたので、どんな感じで読めるのかワクワクしながら読んだが、やはり良いっ!
    文章がとても読みやすい。
    科学の事ばかり言われて嫌になるかと思ったが、読みやすい文体で躓くことはなかった。
    というよりも、科学の描写よりも人間模様の方が心に残るから、トリックとかは良くも悪くもサラサラっと足跡を残しながら通り過ぎていく。

    福山雅治と北村一輝で再生されていたけど、映像よりもやっぱり文章の方が私は好きだなぁ。
    映像を否定するつもりはなく、ただやはり本が素晴らしいって感じた。

    続編、その他東野圭吾作品も読んでいきたいと思わせてくれる一冊だった。

  • 購入して「未読のまま」長年本棚にあったうちの1冊。
    「旧い本を、ちゃんと1回読んでから断捨離しよう」計画の一環として。
    (うちのは2007年 第33刷)

    第5章の「離脱る ぬける」は既視感あり。
    短編集に載っていたのか、テレビドラマで観たのかわからないが。

    解説が佐野史郎氏で、何故?と思ったら、東野圭吾氏が佐野史郎氏をイメージして湯川学を書いたそうだ。
    後年のテレビドラマ化されたシリーズは私も観ているが、もし福山雅治氏ではなく佐野史郎氏だったらどうだったのかは、あまりにも福山氏の湯川が脳内にすり込まれてしまっている以上想像できない。
    しかしそれはさておき、原作である本書を読むと、湯川は全然あんな感じ(福山氏演じる湯川)じゃなかったのだなと知ることになった。
    刑事の草薙とはお互いに信頼しあっている親友(対等)だし、ドラマよりもっと「普通の人」っぽくて、私はこの原作の湯川の方が好きだ。

    ただ、今までにもガリレオシリーズの原作も読み、福山氏演じる映像も観ているが、その原作を読んだ時にどう感じていたのかは、その作品のレビューを読み返してみないことには、覚えてはいないのだが。

  • テレビでガリレオシリーズが一挙放送されていたので、久しぶりに読みたくなり、とりあえず1作目を再読。

    だいぶ昔に読んだとはいえ、内容をうっすらしか覚えておらず初読のように楽しめた自分の記憶力の無さに感謝。苦笑

    柴咲コウが演じていた内海刑事が、最初は出ていなかったのも忘れていた… 何作目から出るようになったんだっけ?

    ガリレオシリーズは、大好きな割に全作品は読めていないので(しかもどこまで読んだかも覚えていない)、このまま全作読破するかな?

  • 映画でもおなじみのガリレオシリーズ第一巻。
    ちょっと天才型の登場人物が
    問題解決をする小説を読みたくなり、
    図書館で借りて、今更ながら読み始めました。

    ガリレオシリーズって、最初短編のミステリーから始まったんですね。
    短編なので、ストーリーの奥深さや
    アッと驚く展開という訳ではないですが、
    それでも限られた文字数の中で、
    天才物理学者が謎を解決してくれるのは、
    「おーっ」となります。
    若干物理の原理が複雑で、素人には分かりにくいというか、
    「そうなの?そうなんだ…」となりそうな感じではありますが。
    もしかすると、映像で見れば、楽しいのかもしれません。
    (自分は、ドラマは見たことがない。。)

    本当に久しぶりに東野圭吾さんの小説を読みました。
    図書館におかれているシリーズ分は読んでみようと思います。

    ※予知夢
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167110083#comment

    ※容疑者Xの献身
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167110121#comment

  • 容疑者xの献身を読もうとしていたが、せっかくなのでシリーズ1作目から読もうと思い読みました。

    まさかの短編集でした。
    なのでとても読みやすかった。
    奇怪な事件が起こり、その謎を科学的に解き明かしていくといった感じ。
    結構派手な事件が多くて驚きました。
    湯川学がthe理系といった感じの人で、面白かった。

    これを機にガリレオシリーズをどんどん読んでいきたい。

    • workmaさん
      ガリレオシリーズは、自分も気に入っています。おもしろいですよね!
      ガリレオシリーズは、自分も気に入っています。おもしろいですよね!
      2021/05/03
  • ガリレオシリーズの1作目。
    5章までの短編からなる物語。
    事件を科学を用いて解決に導く科学者と友人の刑事を中心に動く。
    科学を用いた解説は少し難しながらも驚かされる内容で。
    事件の解決以外にも絡む複雑な人間模様。
    以前から名作と名高いこのシリーズ。やはり面白いですね。
    2作目以降もチェックしていこうと思います。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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