友へチング (文春文庫 ク 12-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167527983

感想・レビュー・書評

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  • 同タイトルの韓国映画の原作で、監督が作者です。
    前半はちょっと・・・でしたが、後半、一気に上がってきました!感動の一冊です!(T_T)

    ☆詳しいレビューは<a href="http://ihuru.blog46.fc2.com/blog-entry-211.html" target="_blank" title="コチラ">コチラ</a>

  • 大好きな映画の原作本。
    チング(友)は国語(韓国語)じゃなくて親旧って字らしい。

    こんなに深く友のことを考えてあげられるだろうか。
    韓国人の友達同士の結びつきって、ちょっとすごいと思うけど。

    俊錫から相沢への手紙の中の
    「おまえになりたい」っていう告白が、やくざの息子に生まれて、やくざとして生きるしかなかった彼の哀しさが表わされててせつない。
    そして真っ当に生きたかっただろうに、そうできなかった悔しさがにじみ出てる。
    中学生の時に道からはみ出てしまい、その時に誰も彼を叱ってくれなかったことを恨みつつも、相沢がはみ出そうになった時はきちんと道に戻してやる。
    チングよ…と語りかける彼の想い。

    そして結局やくざとしての生き方を全うする彼。
    ラストシーンの描写が、抒情的で哀しい。

    うまく感想が書けない。
    ただ、俊錫のように心の深いところで相手を考えられるようになりたいなと思う。

  • すっげー!実話!?すっげー!映画だと親父が学生役やってたり、変な演技にかなり引くけど、小説はリアルで良い。男の友情、切ないね。

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