- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167684013
感想・レビュー・書評
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元刑事の探偵が、余命少ない老人の依頼で人探しを始めるが、自分の過去との接点が明らかになっていき…
という感じだが、正直できすぎという気もする。いくつかプチどんでん返しはあるが、全く予兆がないか、読者が疑問に思う前に茜沢が疑問を提起してしまうので、ミステリ的な楽しみは少ない。 -
刑事から探偵になって、自分の家族を殺した犯人を
追う男の話…なんだけど、
終盤、まさかの展開。
なのに、それが空々しい効果音付きのような
動的展開で語られるのではなく、
極力抑え気味の静的リズムで語られる。
そのために作品全体が持つドラマチック性が
なくなっていることは否めないけれど、
でも、たぶん案外思いもよらない事実が
明かされるのってこんな風かも、と思う。
そういう意味では、題材がまさかの展開を
生むのに、全体の進行に写実的リズムを持たせている。
華々しくないハードボイルド探偵小説。
あ、ハードボイルドって華々しいのっておかしいですよね、じゃ、正統派ハードボイルド探偵小説なんじゃないかな、じつは。
(余談&ネタバレだが…
終盤の展開の本題も、少し前に賞をとった映画の
主題と全く同じだけども、個人的にはこの本の決着
の着け方がより現実的だと感じた) -
元刑事で、心に傷を抱えた探偵が、人探しと殺人犯の追求を並行して、ただひたすら聞き込み、調査していく。2度、3度の急展開、白地と黒地の反転あり。
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家族って良いものです。
どんでん返しの連続で最後は。。。 -
2014.3.11ー13
余りに偶然が重なり過ぎている感は否めないものの、ストーリー展開.テンポ.人物描写とも良く一気読み。どんでん返しまで含めてよく纏まっている。 -
偶然が重なり過ぎかな、
最後は面白いが、やはりこの作者は冒険物の方が面白い