- Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167772017
感想・レビュー・書評
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中編の表題作を含む短編集。いろいろな形の愛について。
うまく言えないけど、大事なヒトを幸せにするために、そばにいたいなぁと思わせる作品。好きなら触れていたほうがよいそうです(≧∇≦)。
読後感はよい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2011/11/02
復路 -
収録作品の中では「ダーウィンの法則」が一番好き、不倫の話だからストーリー的には微妙なんだけど伝えたいこと的には、もう「そうそうそう!あるあるある!」の連続だったわよ。
人は愛情がなくなったからベタベタしなくなるのではなくて、ベタベタしなくなったから愛情がなくなったんだ、とか。
スキンシップは人にとっていかに重要か、とか。もう、自分の思ってること「まさに!」って感じで言ってくれちゃってる。
やっぱ私は恋愛体質だ!忘れてた!恋愛しよ、そうしよ、くっつきたいなぁ、冬だしなぁ。って?
思わず「ダーウィンの法則」ってなんだっけって調べたら・・・「自然は自家受精をきらう」というダーウィンの学説に付せられた名称。自然界では他家受精が一般的であり、自家受精のみでは生物の性質の退化が起こるとした。
おいおい、さすがダーウィン、いいこと言うね~、昨今の草食男子に聞かせてやりたいよ。
タイトルになってる「どれくらいの愛情」はいい話なんだけど、感情移入があまりできなかったかな。 -
ラストです。とにかくすっきりします。
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この人の作品は何作目だろうか。のめり込むわけではないんだが、どうも読まずにはいられない。
大体は、やり手の営業マンとか出来る男が主役。でも本当は、大事な部分が欠落した不完全な男。足りない部分を必死に探したり、葛藤したり・・・でもそういうことを求めている自分は認めなくて・・・みたいな。そんな姿に憧れているんだろうか。この人の小説は、たくさんの心の描写があるから好きなんだろうな。
この作品も同じように、『自分が本当に感じる「大切なもの」の姿』を求めておりました。
しかし、三つの作品を収録しているせいか、話が短め。
ちょい残念。。。 -
あまりすきではありませんでした。
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2011/08/23読了
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どの短編も心にじ~んと響きます
最後の作者の丁寧な、やや難しいあとがきも
とてもいいです -
本棚にある本を再読。4つの物語が収録されているけれど、私は「20年後の私へ」が好き。今、20年後の自分に向けて、手紙を書くとしたら、どんなことを書こうかなと思う。