傷だらけのカミーユ (文春文庫) (文春文庫 ル 6-4)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167907075

感想・レビュー・書評

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  • 満身創痍のカミーユ
    このまま終わるはずはない
    必ずや続編が!!
    あるよねえ?
    あって欲しい

  • 少しは安心できるかと思いきや、
    またもやどん底
    シリーズ継続して欲しい

  • 2018.01.09.読了
    とうとう読み終えてしまいました。ヴェルーヴェン刑事三部作。
    なんか淋しい。何とか今後も続けてもらいたいものです。
    さて、内容ですが、
    一作目ニ作目があまりにおもしろすぎたので若干の弱さはあります。インパクトに欠けるというか。
    でも単作としては、今回ももちろん楽しめました。
    ヴェルーヴェンの悲しみが深すぎてツライです。
    ところで、アンヌはどこに行ったの?
    もしや、四作目ありか?ww

  • カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ三部作の完結編。『その女アレックス』は単体のミステリー小説として楽しむことができたが、本作では『悲しみのイレーヌ』で傷ついたカミーユが新たに降りかかる災難を乗り越えることでイレーヌの死も乗り越える様が描かれる。
    三部作を通して、どんでん返しというほどの急展開ではないが、読み進めるにつれて徐々に認識が覆されていく感覚はとても面白かった。マレヴァルやビュイッソンなど、カミーユがイレーヌの死を乗り越えるために無視できない人物が物語に絡んできたことも最終章という感じがしてよかった。
    事実だけを見ればカミーユにはひたすら不幸続きでハッピーエンドとも言いづらい終わり方だったが、それでも読後感が良かったのは、最初から最後までカミーユの心情が丁寧に描かれ最終的に救われたように感じられたからだろう。

  • "イギリス推理作家協会賞を受賞している作品らしい。
    「悲しみのイレーヌ」「その女アレックス」に続く完結となる本作品「傷だらけのカミーユ」。
    主人公が遭遇する出来事はあまりにも悲しく切ない。
    3作品を通じてここまでひどい目にあいながらも、何とか生き抜く主人公を応援せずにはいられない。とても悲しい物語。悲劇の三部作。
    また順を追って、読むことで作者のプロットの巧みさに驚愕したくなる。"

  • カミーユの恋人アンヌが強盗事件に巻き込まれる。カミーユは情報屋を知っていると嘘をつき捜査を任される。
    前作もそうだったがカミーユの思慮のなさは不思議で、頭が切れるというのは事件解決に関してだけ。

  • 前2冊には劣る。余韻が良い。カミーユ自身の問題を、一緒に味わえるのが良い。

  • シリーズを2、3と読み進めてしまったので、1の『悲しみのイレーヌ』を先に読めば良かったなあと後悔。どんでん返しが2ほどではなかったけど、やはりあっと言わせる展開が何回かあり飽きさせない。タイトル通りカミーユがボロボロでかわいそう。でもドゥドゥーシュがいるじゃないか。

  • カミーユっ(ノД`)・゜・。
    劣等感を抱きまくってても何だかんだ優秀で、でもやっぱり可哀想な警部さん…
    ガンダムのキャラを思い出しちゃった

  • カミーユ三部作の最後。翻訳された順番ではなく、イレーヌ事件から順番に読んだので良かった。

    三部作とも共通するのは女性の存在。アレックスはちょっと違うけど、他の二人はカミーユにとって大切な存在で、話の最後では彼女たちは多くを語らず、そして結末はとても悲しく切ない。

    今回の作品も話のテンポもいいし、結構最後はどんどん読めちゃう感じ。でも犯人については意外だったかな。

    どの話も殺人や暴力などに関して、描写が生々しいことが印象的かな。

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