- Amazon.co.jp ・マンガ (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253104333
感想・レビュー・書評
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車内恋愛でモテモテの彼をゲットして、結婚、妊娠、出産と順調だった幸子さんは生まれた子がどこかよその子と様子が違っていることに不安を覚え、検診で薦められた病院で自閉症だと告げられパニックになる。周囲からはしつけがなってないと責められ、夫も仕事人間で冷たい...たまらず、光くんをぶったりして、ついには夫と喧嘩して飛び出す。ほんとに、一巻はつらい。なかなか乙武さんのお母さんのようには行かないよなぁ...と幸子さんの苦難に、そして誰ともうまくコンタクトが取れない混沌とした世界に生み出された光くんの苦難に切なくなる。
ドラマの再放送で何回か見たことがあったから、旦那さんは嘘みたいに優しくて、先生にも恵まれてというところの印象しかなかったけど、こんな話だったんだって、読めてよかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自閉症について。
主人公の光くんが生まれてから成長していく様子が描かれています。
漫画での光くんはなにをしてもかわいい男の子に見えるけど、
現実はきっと、「き~っ」て声も大きいんだろうし、暴れると力も強いだろう、
ていうのを頭に置いておきながら、
実際社会で同じ状況に出くわしても、落ち着いて対応していこうと、
勉強になります。
でもちょくちょく涙がほろりとくるような、いい漫画です。 -
優しい子や優しい人でいっぱいな本。
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自閉症を持つ男の子とその家族、友人、地域の人々など、彼を取り囲む社会を描いたマンガです。
ともすれば重くなりすぎる話ですが、作者はそこに必ず「光(男の子の名前でもあります)=希望」を忘れてはいません。偏見を持つ人々の姿でさえ、必ずしも否定的に描いてはいないのが印象的です。何故偏見をもってしまったのか、どういう偏見をもっているのかを描きだし、その人たちの心に沿って解きほぐし、正しい理解を求めていくというところに作者の方のあらゆる人間に対する暖かな眼差しを感じます。
しかし、2010年1月に作者(戸部けいこさん)が急逝されたとのこと。
今後、男の子が青年になり、成人になったとき、また少年とは違った問題が提起され描かれるに違いなかったお話を、ぜひ読みたかったのですが。本当に残念です。
文庫にもなっています。
ぜひ一読をおすすめします! -
薬局の本棚で見かけた。
子どもが興味を持ち図書館で借り
自分も一緒に読んだ。 -
自閉症の子供を持つお母さんの頑張りに脱帽です。
家族(このお話のなかでは義母)・学校・地域の人々、なかなか自閉症の特性が理解してもらえない中で、光くんを守る為、お母さんがものすごく努力されています。
幼少期から光くんの成長が、巻を追うごとに、とても丁寧に描かれていると思います。 -
東家に誕生した光の成長と家族の成長(特にお母さんの頑張り!!)、周りの人々の理解と偏見を通して、自閉症という障害について、考えさせられた。まだまだ自閉症については、誤解や偏見があるんだなぁと悲しくなった。
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めったにマンガを読まない母から勧められた本。
自閉症について、くわしく丁寧に描かれてあり参考になる本。-
2010/10/06
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2011/07/02
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とっても勉強になった本。
是非、買いたいな。