おわかれはモーツァルト

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 162
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784299016348

感想・レビュー・書評

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  • 盲目のピアニストが殺人事件に巻き込まれ、ピアノのコンテストで一緒になった岬洋介にメールを送り、登場する感じです。

    榊場隆平(盲目のピアニスト)が精神的に落ちてしまい、ピアノも落ちるところまで落ちるところからの復活も読み応えありますが、殺人事件の解決も気になるそんな感じでした。

    ただ、岬洋介が出るまでが長い……。

  • 岬洋介シリーズ。
    安定の音楽とミステリー、今回の作品はモーツァルト。

    全盲の若手ピアニスト、支える母親、マネージャー、ピアノの師、前途洋々の彼の前にタチの悪いフリーライター、そして事件。犬養刑事に御子柴弁護士の名前まで登場は、ファンサービス?中山七里ワールドです。

    モーツァルトは、好きですが、音楽に造詣なんてないので、モーツァルトが曲を生み出した背景ってこうなのか、、とか思いつつ読んでいました。

    ライターが殺される事も、犯人も、早い段階で予測できるのですが、ミステリーを解くことを楽しむ本ではなくて、岬洋介劇場なので。その言葉や思想に癒されて、浄化される感じを楽しめました。もちろんモーツァルト聴きながら。

    次作品が楽しみです!

  • 岬さん素敵すぎます。また洋介・隆平の共演を見たいですね。

  • 岬さんが入ってきてからの解決までのスピードが早い。前半はかの事件を彷彿とさせるストーリーで、中山さんらしいなぁと思ってしまう。ファンには嬉しい人たちもちらほら登場するのも楽しかった。岬さんが認める音楽を奏でる人に犯罪者はいないのだろう、と思う読後でした。

  • 著者のスターシステムの中でも一番読後感のいい岬洋介、しかし当の本人がなかなか登場しない、やきもきしている中やっとの登場、それでもってあれよあれよと言う間に事件を解決してしまう、おまけに犬養刑事まで登場だ。相変わらず音楽表現が素晴らしく「蜂蜜と遠雷」より素晴らしいと思うのだが。ショパンコンクールではほんのモブとしか思えなかった榊場を登場させたのも驚いたのか、犯人は思いもつかせないのは、ミステリー作家としての矜持だろうか。しかし岬洋介はピアニストはもちろん弁護士及びセラピストとしてもいけるのではないか。

  • 岬シリーズ新作ということで、ワクワクしながら読みました。相変わらずこのシリーズは七里っぽくないというか、音楽に寄ってる七里でした。謎解きより、音楽表現が楽しい構成。
    300P位の本で岬さん登場するのは200Pです。もう遠隔操作しかしないのかと思ってヒヤヒヤしたよ。
    児童書で「奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密」という本が好きで、本文読みながら色々思い出しました。

  • シリーズ最新刊

    今回の中心となる音楽は、モーツァルトピアノ協奏曲。岬洋介は相変わらず素敵

    このシリーズの作品を読み終わった後、小説中に出てきた曲を、小説の該当部分を読みながら改めて聴きなおすのが大好きなので、最新刊が発売されてほんと嬉しい。

    今晩はモーツァルトに浸ります

  • 私の小説界最推しと言っても過言ではない岬洋介さんのシリーズ。殺人事件の犯人は当然気になるし考えるけど、岬さんがピアノを演奏をするのがもう楽しみで楽しみで。岬さんのただのファンと化してるからそこを心待ちにしてる。小説やのに音楽が聞こえる気がする。

  • 読んでる途中から犯人分かってしまった‥

  • 岬洋介いつもながら憧れるかっこよさ。こういうのをカッコいいというのでしょうね。

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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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