アリス殺人事件: 不思議の国のアリス ミステリーアンソロジー (河出文庫 あ 26-1)

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309414553

感想・レビュー・書評

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  • ルイス・キャロルの有名作『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』をオマージュしモチーフにしたミステリーアンソロジーだ。
    この短編集のために書き下ろされたわけではなく、てんでばらばらに発表された作品を集めて構成されているのだけれど、特にテーマにしなくてもこれだけアリスをネタにした作品が描かれているというのがすごいなと思った。
    ミステリーといっても殺人事件が絡むものから諧謔的な言葉遊びめいた作品もあり、味わいはさまざま。
    文庫が出版された年に比べて初出の年代がやや古いものも混じっているため、全体的に古びた印象を受けた。

  • (2017-11-10L)(2017-02-17L)(2018-08-04L)

  • (収録作品)ジャバウォッキー(有栖川有栖)/白い騎士は歌う(宮部みゆき)/DYING MESSAGE“Y”(篠田真由美)/言語と密室のコンポジション(柄刀一)/不在のお茶会(山口雅也)/鏡迷宮(北原尚彦)

  • 「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」をテーマにしたアンソロジー。
    書き下ろしではなく、過去に発表された作品から。
    有栖川有栖・ジャバウォッキー/宮部みゆき・白い騎士は歌う/篠田真由美・DYING MESSAGE《Y》/柄刀一・言語と密室のコンポジション/山口正也・不在のお茶会/北原尚彦・鏡迷宮

    アリスがテーマだからか、抽象的、言葉遊び的なものが多く、よくわからない作品が多かった。
    宮部みゆきは、元警察犬マサシリーズからで、読みやすくほっとした。
    (図書館)

  • ミステリー作家が「不思議の国のアリス」をテーマにそれぞれ作品を書いたアンソロジー。
    時事的なテーマを取り上げたテーマのものや、世界観が気に入ってとても面白い作品もあれば、日本語が全く理解できない難しい作品もあった。

  • アリスに関する話が、こんなにも色んな物語になるってすごいなぁ~って思いました。
    短編集なので、読みやすかったのもよかったです♪

  • 面白かったお話もあれば、難しいお話もあり、色々なアリスでした。読んだことのある作家さんは有栖川有栖さんと宮部みゆきさんで、読んだことのある登場人物のお話だったので楽しめました。お気に入りは、初読みの篠田真由美さんでした。好きな空気で、他の作品も読んでみたいです。柄刀一さん、山口雅也さん、北原尚彦さんのお話は難しくて、ぐるぐるなりながら読みました。そういえは、不思議の国のアリスも鏡の国のアリスもまともに読んだことは無くて…アリスを読んでからだと、また感じ方が違うのかなと思います。

  • 「不思議の国のアリス」をモチーフにしたミステリー。
    アンソロジーは、自分ではえらばな作家さんの作品が読めるのが魅力。シリーズものの短編が2、3作品入っていて、本編を読んで見ようかなと思う。
    その前に、元ネタの「不思議の国の」も「鏡の国の」もちゃんと読んだことなかったな、と気づいた。

  • 不思議の国のアリスをモチーフにしたミステリオムニバス。
    既に該当作家の短編集で読んだものもありましたが。有栖川有栖、柄刀一、北原尚彦がそれにあたります。
    宮部みゆき作品は、元シリーズに興味が出たので、読んで見たいと思います。マサの事件簿。多分次の瞬間には忘れてる…

    アリスものというと、どうしてもこう、言葉をひねり回して遊んでる印象があるので、この本の中では、個人的には柄刀氏の作品が好きかなーと思います。

  • “アリス”のミステリーアンソロジー。
    全部読んだことがない作品でしたので、それなりに楽しめました。有栖川さんと宮部さん以外は初読み作家さん。初読み作家さんに気軽にチャレンジ出来るのもアンソロジーのよいところです。篠田真由美さんの『DYING MASSAGE 《Y》 』が印象的でした。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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