愛人 ラマン (河出文庫 509B)

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309460925

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと自分や過去をいろんな意味で美化しすぎ?

  • 酒と煙草の気配がする夜に。

  • 映画も見たけど、原作の方がいい。
    どこまでが自伝でどこまでが嘘かは分からないけれど。

  • やっぱりね。デュラスねーさんは入れておこうかと。

  • 窓辺の枯れかけた鉢植えを横目にシーツの海で泳ぐいつかの遠い記憶

  • 大好きな友達と、自分の人生で好きな本10冊あげようという会話をしている中であげていたので。
    あっという間に読んでしまいました。

    あの映像(イマージュ)…

    海、かたちのない、単純に比類のない海。

    男は女に言った、以前と同じように、自分はまだあなたを愛している、あなたを愛することをやめるなんて、けっして自分にはできないだろう、死ぬまであなたを愛するだろう。

  • 一人称、二人称、三人称全部ぐちゃぐちゃですがどうしてくれるんですか??

  • 『居酒屋』-『ナナ』のラインの植民地版みたいなストーリーを予感させたけど、家族間の確執を背景に当時の社会通念上許されないような禁断の性愛に少女が絡み取られた恋模様が、数年を経て振り返ると実は純愛と言ってもよかったような恋物語になっていく。当時の状況を取り巻く心情を数十年間の熟成を経て語ることってそれが本人によるとしても結局は第三者的解釈が入り込んでしまっているのは否めないのだろうなあというのが頭の片隅に浮かび続けてしまってストーリーに入り込めなかった。もっともそういった真正性を横に置けば、大人びてしまった語り口だけれども少女の独白がその精神構造がきちんと表現されているのでしっかりと楽しむことができると思う。とはいえ、その精神構造を大人の視点から語るのではなくてその時の少女の視点で語るとまた違ったストーリーになるだろうに。そんなのないものねだりだとはわかっちゃいるけど。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/788456

  • 「十八歳で私は年老いた。」この一言が強烈に印象に残る。タイトルで手を出しにくい作品かもしれないが、是非一読を。

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著者プロフィール

仏領インドシナのサイゴン近郊で生まれる。『太平洋の防波堤』で作家としての地歩を築き、『愛人(ラマン)』はゴンクール賞を受賞、世界的ベストセラーになる。脚本・原作の映画『ヒロシマ・モナムール(24時間の情事)』、『モデラート・カンタービレ(雨のしのび逢い)』、『かくも長き不在』は世界的にヒット。小説・脚本を兼ねた自作を映画化し、『インディア・ソング』、『トラック』など20本近くを監督。つねに新しい小説、映画、演劇の最前線にたつ。
第2次大戦中、ナチス占領下のパリでミッテラン等とともにレジスタンスに身を投じ、戦後も五月革命、ヴェイユ法(妊娠中絶法改正)成立でも前線にたち、20世紀フランスを確実に目に見える形で変えた〈行動する作家〉。

「2022年 『マルグリット・デュラスの食卓』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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