- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309464152
感想・レビュー・書評
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ささやき、は面白ったがその他はそんなにインパクトは感じられなかった。残念
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目次
1 ヘベはジャリを殺す ブライアン・エヴンソン
2 チャメトラ ルイス・アルベルト・ウレア
3 あざ アンナ・カヴァン
4 来訪者 ジュディ・バドニッツ
5 どう眠った? ポール・グレノン
6 父、まばたきもせず ブライアン・エヴンソン
7 分身 リッキー・デュコーネイ
8 潜水夫 ダイバー ルイス・ロビンソン
9 やあ!やってるかい! ジョイス・キャロル・オーツ
10 ささやき レイ・ヴクサヴィッチ
11 ケーキ ステイシー・レヴィーン
12 喜びと哀愁の野球トリビア・クイズ ケン・カルファス -
遊びに行った友人宅の本棚に並んでいて、勧められたので購入。最初の話のインパクトが強いせいか、それ以降がちょっと物足りないような気も……でも、本のタイトル通りどこか嫌な読後感が残る作品が揃っている。こういう雰囲気の文章に興味や面白みを感じることはあれど、自分が好みなのは読後感の良いものなんだなと再認識した笑
「チャメトラ」と「オリエンテーション」が好みで、野球が好きな自分にとって一番最後の物語だけは楽しみ方が変わってしまった。余談だけど、チームのメンバー全員が入れ替わっても、ファンはその球団を応援するのか?って疑問はダウンタウンの松本人志が言ってたって聞いたことがあるけど、もしかしてこれを読んだことがあるんだろうか。 -
面白かった!編者の語られる通り。なんとも変わった味わいのある短編が集められている。この先どうなるの?も気になるが、ちゃんとオチあるんだろうなと不安になった「ささやき」のラストは悲鳴をあげそうになった一番のお気に入り。文庫化にあたって割愛された一編は、単行本で読むよぉー。
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ブライアン・エヴンソン目当てで読んだ。彼の作品は奇怪で、夜に読むと怖いけどやめられない。この短編集には背筋のゾクゾクするような話が他にもあり、新たな海外作家さんを知れたのも良かった。奇妙な関係の二人組の会話「べべはジャリを殺す」、眠りの質を建築物で例える「どう眠った?」、夜中に録音したテープに他人の声が混じっている「ささやき」が特に記憶に残った。
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まさに居心地の悪い短編集。どこか軽快でさくっと読めるものの、不穏な空気と気付いたら落ちている不気味な世界。脳内に物語の情景が広がり、とても楽しめました。 手を突っ込めば粘度の高い暗闇が広がっているようで、ホラーほど驚かしてくるわけでもなく、ただただ奇妙な情景が広がっています。それを覗いている感覚がなんとも癖になりました。
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居心地の悪さが
次第に居心地良くなってゆく -
読み終ったあとに少しばかり不安な気持ちになるような作品を集めた、という短編集。
正直、あまり不安な気持ちになれない作品も含まれており、少しばかり期待外れだったりもした。
ブライアン・エブンソン(2作収録)、アンナ・カヴァン、ルイス・ロビンソン、そしてレイ・ヴクサヴィッチの各1作。
全12編のうち上記の5編は面白かったのだが、残りはいま一つ面白みを感じることは出来なかった。
それでも、簡単な紹介程度だとしても、色々な作家を手軽に知ることが出来るこの手のオムニバス作品はありがたい。
ちなみに版権の都合で、単行本出版時に収録されていたジュディ・バドニッツの「来訪者」に代わって、ダニエル・オロズコの「オリエンテーション」が収録されている。 -
17/10/11 (70)
まぶたを縫い合わせるてのっけからもうほんとに居心地悪いぞ。「オリエンテーション」と「ささやき」が読めてよかったと思う。