- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334744649
感想・レビュー・書評
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思ったより面白く、イッキ読みしました。
救いよう無さすぎて、お腹いっぱいです笑
各人物の心情を中心に進んでいくので、思い込みをしてしまって惑わされたり、多層構造的になっていて、置いてかれないようにスタミナがいりました。
人間の闇な部分が丸出しになってるし、何より怖いのが、殺されてるのに誰も悲しまない、演技をしているという点。
文体も純文学を読んでいるかのような読み応えでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
皆さん言ってますが、何て救いのない話。
幼い子供が殺されてるのに、深い悲しみなどなく互いに疑心暗鬼になりながら保身のことを考えている。
自分が精神的に元気というか丈夫なときに読むことをお勧めします。 -
何が本当で何が嘘なのか、老人の混乱を自分も体験するかの様な読後感
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4歳の直子が殺害されて埋めれたことで
家族が崩壊していく物語。
登場人物全てに動悸があり、
最後まで誰が犯人か惑わせられる。
嘘をついているのは誰か、
本当の犯人は……。
表面にも根深い思いに騙されてはいけない。 -
最近は意味がわかりませんでした。
読むにつれて理解が深まる話です。
何回か繰り返し読みたくなる面白い本です。 -
関係者の独白で、誰が犯人か惑わされる。どれも辻褄が合っている様に思われる。世の中にはもしかしたらこんな複雑な家族も存在するのでは無いかと思わされる。で、結末でやられた〜。
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今で言う「マウンティング女子」を含めて、登場人物全てがヤバい。
人間の裏の顔が見えてくる。
救われない。