Q&A

著者 :
  • 幻冬舎
3.35
  • (125)
  • (291)
  • (679)
  • (77)
  • (25)
本棚登録 : 2006
感想 : 387
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344006232

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 07/02
    途中から面白くなった

  • 大学時代の秋に読みました。章ごとにインタビュー形式で話が進むんですが、ナカナカですね。この最後の失速具合も恩田さんならでわです。

  • 07/01/11読書断念★インタビュー形式で物語が進んでいきますが、なかなか概要が見えてきません。結局イライラしてしまいまして途中で読了..._| ̄|○

  • 10/16 最初は面白かったんだけども、ラストがどうも…。

  • 人の恐怖と狂気に満ちたお話。怖いのにやめられない。一人の部屋で読んでいるとどこかに流されていきそうな気持ちになった。

  • 2002年2月11日、都内大型ショッピングセンターMで、死者69名、負傷者116名を出した未曾有の大惨事が発生。しかしながら、火事か毒ガスかテロか、その原因が全く掴めない。複数の事件関係者へのインタビューという形で進む会話形式の実験的な作品。集団がパニックを起こしていく様を淡々と綴り、背中がゾクゾクするような怖さ全開。怖さと数々の謎がちりばめられた前半部分は面白いが、それに収拾をつけるべき後半が前半の良さを受け止め切れていない。謎の回答らしきものは出てくるものの、何、それだけ?と拍子抜けしてスッキリしない。原因不明の大パニックというテーマは素晴らしいと思ったので、このオチのつけ方は逃げているだけのような印象を受けた。謎解きよりも謎めいた雰囲気を楽しみたい方におすすめ??

  • 話が進むに連れて、だんだん恐さが増していきました。
    でも、ラストがどうも・・・

  • 大型ショッピングストアMで人が69人死亡。毒ガス,火災の痕跡なし。逃げる時に踏み倒された。少女が奇跡的に無傷。関連した人達にインタビュー。最初は近所に住む新聞記者。41歳OL。老人夫婦が万引き。その直後、事故発生。蝉を食べる人間の夢。71歳元技術者。茶髪の男が液体の入った袋を潰して逃げたのを目撃。液体は犬のオシッコ。小六女子。セクハラをするソフトボールのコーチ。教頭は女子トイレ盗撮。父も胸を触る。女子校進学希望。
    離婚直後のM社の顧問弁護士。妻が事故死。店内のビデオで死を見る。逃げる者の視線。その先には何もなかった。Mの近所のマンションで原稿を書くドラマ作家。蟻の世界にたとえる。
    人間の足に突然踏まれる蟻と同じ。
    被害者の会で金儲けをする元営業ウーマン。奇跡の少女の母。心のサロン。実は利殖商法。高配当を約束して投資させドロン寸借詐欺。
    インタビューアーは女。
    消防士は被害妄想。災害で死ぬくらいならと自分で家族を絞め殺した。
    事故災害の現場ツアーをする学生。
    元は廃墟研究。M事件は政府の新兵器の人体実験とスタンプを発見。事故の時、犬が吼えなかった。心霊写真情報
    携帯電話は圏外。写メールすると増殖
    被害者の会のお地蔵さん。Mのあった場所は代々陸軍に入った人が多かった大きなお屋敷。池の上らしい。風水。
    インタビューアが別の企画を相談。
    タクシー運転手。元M事件の調査。インタビュー中に影が動くのが見える。
    仕事をやめる。M事件はPTSDの政府調査。911が引き金。客はこの男を捜していた。殺される。
    タクシー運転手の友人。海外赴任中に
    部屋を貸していた。Mの跡地にできた外資系モール。友人の死に疑問。
    奇跡の少女。棚の隙間に入って助かる入ろうとした少女を押し出す。インタビューアの娘。血のついた縫いぐるみは娘の。

  • 2007.01.14
    物語がすべて「Q&A」で進んでいく。恐いんだけどとても面白かった。タクシーの運転手の話が一番恐かった。

  • 人間怖い。お化けより幽霊より一番怖いのは人間心理だということを思い知らされます。

    数年前、郊外の大型ショッピングセンターで起きた未曾有の大惨事の真相とは?事件に関わる様々な人へのインタビューによって事件の真相が明らかになっていくカタルシス!
    全編質問者と回答者の受け答えで成り立つQ&A小説。

  • 全てが質問と答えで進んでいく話。ホラーじゃないのにすごく怖かった・・・。2006.09

  • 展開がおもしろけいどやっぱりラスト。
    もうちょっとなぁw

  • ずっと質問と回答形式で進むストーリーに最初はついていけなかった。でも、二回目読んでみた時は話にハマれてすごく面白いと思った。セミを食べる男とかちょっと黒い話しがあったり、話し全体を包む悪意とかが恩田さんらしくて良かった。

  • この、なんだかよく分からないものの正体、つかめるようでつかめない、その気味の悪さ。いい仕事してますねぇ。

  • ユージニアと同じ書き方。恐いのに、読みたくてたまらず止まらない。しかもほんとにありそうだから、余計恐い。見事!でしかもおもしろい。

  • これからあなたに幾つかの質問をします。ここで話したことが外に出ることはありません-。
    これぞ小説! 質問と答え(Q&A)だけで物語が進行するリアルでシリアスなドラマ。
    謎が謎を呼ぶ「恩田陸ワールド」の真骨頂

  •  スーパーで起こる事件の謎を解明していく話のはずが、途中から、その事件に関った人達のその後って感じになって、つまらなくなった。
     個人的にはぬいぐるみを持った少女の真相がわかってすっきりした。でも事件の真相がうやむやになって嫌だったな。
     章ごとに登場人物が二人だけなのと集団パニックの怖さを後日談的な感じで表現するのはうまいなと思う。

  • 大迫力・圧倒。
    でもちょっと尻蕾?

  • 「ユージニア」系でしょうか。
    関係者たちの、1対1の会話が何篇もあって、それによってある事件についてぼんやりと浮かび上がってくる・・・みたいな。事件というより、都市伝説を聞いているみたいな気分になりましたが。じんわりと怖いです。

  • 質問と、答え。それだけで進む話。いわゆる『地の文』がありません。だからこそ怖い。

全387件中 201 - 220件を表示

著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

恩田陸の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×