Q&A

著者 :
  • 幻冬舎
3.35
  • (125)
  • (290)
  • (679)
  • (77)
  • (25)
本棚登録 : 2005
感想 : 386
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344006232

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ジャケ買い。
    構成は良い。

  • Q&A形式で物語が進むというのは新鮮でかなり面白かった。
    ですが結末は納得いかなかったです。あと、なんとも言えない怖さがあった。
    読後感がモヤモヤなのは恩田陸っぽいなと。

  • 2009年5月

  • なんか、すごく、怖かった。
    人間の怖さとか残酷さ、を見てしまった気分。
    最後のあれ、なんだったんでしょうか。

  • タイトルどおり、質問と答え(Q&A)だけで物語が進行していきます。

    『2002年2月11日午後2時過ぎ、都内郊外の大型商業施設において重大死傷事故発生。死者69名、負傷者116名。未だ事故原因を特定できず―』

    この特定できない事故原因ってとこが、この本のポイント!!実際にありそうなリアルさが怖さを助長します。

  • 俗に地の文と呼ばれるものが存在しない。聞き手と話し手に分かれているという不可思議な小説でした。
    話を読んでいくごとに謎の片鱗が明かされ、同時にまた新たな謎が生まれていく。
    最初から最後までただ異質。壮大なカタルシスがあるわけでもなく、事件が解決するわけでもない。、謎が謎を呼び。謎によって物語が広がっていく。
    万人に勧められる本では決してありませんが、面白いと思います。同時に物足りなくもある。
    中盤から流れが変わり、若干置いてけぼりにされがちだったのも影響しているかもしれません。

    小説はスッキリ終わらないと嫌だっていう人には向いていないでしょう。完璧な投げっぱなしジャーマンです。
    結論を読み手にゆだねているというか、結論を出す事を意図的に放置(放棄ではなく)しています。
    最後には登場人物たちと同じ感想を抱く事でしょう。
    「結局アレはなんだったんだろう……」

  • 図書館で拝読

    よくわからん。
    けど、おもしろい。

  • ○2009/02/19 
    面白いんだ。問いと答えだけで進んでくって形式も、各個人にスポット当てていろんな角度からひも解いて行くとこも。だけど…タイトルがQ&Aなのに最後答えを放り出してどうするんだっていう…。
    最後の章とか特に「えぇぇぇ!?」って言う。いきなりオカルトに飛んでしまうの?今までは人為的か超常現象か、その間をどっち付かずでスリル、って感じだったのに、拍子抜け。
    話し言葉だけでここまで情景を想像させるっていうのはすごいし、臨場感があるっていうかリアルなんだけど、ほんとこれも尻すぼみで終ってしまった感じ。うーん。
    真相は誰にも分からない?盛大な息抜きに振り回された気分。

  •  
    初めての恩田陸作品でした。
    本当は別の恩田陸作品を友人から勧められて図書館に行ったものの
    貸し出し中で借りられず・・その代わりに手にとったこの作品。

    はまりました!!面白い!大型スーパーMで起こった大惨事をめぐるQ&A。
    見事な構成だと思いました♪

  • タイトルの通りに、質問&応答で物語が展開されています。

    途中から凄く面白くって、最後まで一気に読んでしまいました!!

    オチが弱いので−1点かな・・・。オシイ作品です。

    ミステリーというよりはパニック映画(!?)のような感じかなぁ。

  • 会話式

  • ゾッとする

  • さりげなく、じわじわと怖いです。

  • タイトルの通り「Q&A」で物語が進みます。
    読み始めは戸惑いますが、気が付くと話に引き込まれています。
    一度だけではなく、何度も読みたい作品。

  • んん〜・・・・・・
    恩田陸はやっぱ、「あったかい」系の話の方が面白いよ。
    なんかミステリーぶってるのが最近増えてるけど、正直全然おもしろくない。

  • 集団心理ってこわいね。。
    ユージニアに通じる面白さです。

  • ある事件に巻き込まれた人々の話を通じて事件の全貌、そしてその裏側にあるものを明らかにしていくお話。質問とそれに対する答えで物語が進んでいく小説としては、恩田陸に「ユージニア」があるけれど、こちらの方がラストのモヤモヤ感はやや強いか。

  • 全部がQ&A形式で斬新な小説だった。

    全体的にモヤモヤした感じだった。

  •  全編がいろいろな組み合わせの二人の会話のやりとりだけで物語が進む異色の作品である。 事件後間もないころの聞き取り調査風な場面から、事件に大小あれど関連をもつ人々の状況が、一対一のやりとりでのみ明らかにされていく。 事件−ある冬の日の午後、住宅地の大型ショッピングセンター。館内の4箇所で同時に買い物客らが逃げ始め、パニックは夜まで続いた。 圧死や窒息による死者が60名を超える大惨事となり、さまざまな憶測が飛び交ったが、その原因はついにわからなかった。 そのとまどいといらつきが人々の心をねじ曲げ歪め、命さえも奪っていく。 事件後に提出されたレポートを読むような淡々とした描写に、現実にあったことのような怖さを感じます。『廃用身』もそうでしたが。 

  • ただ淡々と、
    質問とその答えだけで物語がすすむ

    書き方としては面白いけど、
    結局なぜ事件が起こったかがわからないまま終了

    もう一回くらい読んでみようかな

全386件中 121 - 140件を表示

著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

恩田陸の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×