後悔と真実の色

著者 :
  • 幻冬舎
3.60
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本棚登録 : 791
感想 : 169
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  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344017382

感想・レビュー・書評

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  • 「宿命と真実の炎」を読了後、再読した。
    西条の感じが違うんだけど…と思ったのは気のせい⁈

  • 貫井徳郎の作品は妙に肌に合う。伏線がはっきりしていて、読者に「もしや・・!?」と思わせといて「やっぱりだ!」と期待どおりの展開。そして読後はぐったり。こんな感じが僕はとても好きです。絶望したいなら貫井徳郎☆

  • ほぼみなさんと同じような感想かな~。

    他の本は面白く感じたのにこの本はなんだか読み終えるのに苦労しちゃった。感情移入できないしなんか無理矢理なこじつけが多い気がした。
    別に無一文ででてって浮浪者にならなくたってなぁとか、過去にとらわれすぎて潔癖な犯人だったり。
    犯罪を犯す動機がもうちょっと納得できるものだったら良かったのにな。

  • 申し訳程度にいくつかの星が瞬いているだけの暗い夜空を見上げたとき、大崎道晃はなぜか「いやだな」と感じた.

  • 読後三ヶ月以上たっているので記憶薄し。 が、最後の展開が意外だったのが、貫井っぽいかな。

  • 第23回山本周五郎賞 受賞作品

  • 設定は現代そのもの。なのに中身は古き良き時代の浪花節。嫌いじゃないなあ、こういう小説。

  • 警察小説という括りになるのだろうか・・・

    当人が思いもよらないきっかけにより
    不幸に堕ちて行く。
    そんな主人公に凄く感情移入しました。
    自分が撒いた種でも、本人はそのつもりがなかった。
    まさに悲劇。
    ちょっと感情移入しすぎました。
    西條には今後幸せになって欲しい。そう願うばかりです。

  • 警察小説。
    「慟哭」と似たような印象でした。
    慟哭よりは少し救いがあるかな。でも暗い。面白いけどね。

  • 若い女性の殺人事件。
    続く人差し指が切り落とされた遺体。
    犯人を捜す刑事たち。

    猟奇的な殺人事件の犯人は誰さ、的な要素と
    捜査一課の刑事たちのそれぞれが抱えているもの、境遇。
    そういうのが絡まって展開されてて
    なかなか面白かった。

    自分から見た光景と
    他人が見た光景とは同じではなく
    感じ方も捉え方も違い、考え方も違う。
    だから、自分から見れば正当性があっても
    他から見て必ずしも同等というわけではなく
    そういう『見方』によって変化するものなんだ、というのが
    この作品の中から感じ取ったのだけれど
    それって作者の別の作品の『乱反射』でも使われている気がして
    この作家はそういうのが好きなのかな、と思ってみたり。

    ハラハラドキドキしながら後半は読んだけれど
    そこに辿りつくまでがなかなかーだった。
    綿引さんの西條に対する心情はもしかしてツンデレだったのかな。
    腐女子的に斜め読みするのも面白いかもしれません…

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著者プロフィール

1968年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年、第4回鮎川哲也賞の最終候補となった『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞受賞、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞受賞。「症候群」シリーズ、『プリズム』『愚行録』『微笑む人』『宿命と真実の炎』『罪と祈り』『悪の芽』『邯鄲の島遥かなり(上)(中)(下)』『紙の梟 ハーシュソサエティ』『追憶のかけら 現代語版』など多数の著書がある。

「2022年 『罪と祈り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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