- Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344425125
感想・レビュー・書評
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緊張感、スピード感であっという間に物語に引き込まれて一気読み。この人とあの人とあの人と・・・と命を落とす人たちが予測できてしまうのだが、エンタメでは定番となったストーリー展開でも面白いものは面白い。ある意味「七人の侍」。
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このところ多忙につき、読感を書いている時間がない。
とりあえず、読みましたということで、読了日と評価のみ記載。 -
安保法案や自衛隊の海外派兵などの問題はこの際、何処かにおいといて、取り敢えず読んでみてください!
遠いアフリカの端、ソマリアの地で陸上自衛隊最強部隊の習志野空挺部隊の漢達が一人の女性を守る為、華々しく散っていく。
目まぐるしく展開していくストーリーに次のページ次のページと追い立てられる、そして212ページ以降は読み休む事が出来ません。
是非、全ての用事を済ませてからお読みください。
ソマリアの地で墜落したヘリの救出に向かう陸上自衛隊。案の定、墜落したヘリの生存者は無し。収容作業の計画を練っているところにピヨマール・カルダンのスルタンの娘と名乗る女性が『命を狙われている』と叫びながら飛び込んで来る!
事情を伺っているうちに武装勢力の襲撃を受け隊員の何名かは死亡!?残った隊員は命辛々の逃避行⁉︎
自衛隊とスルタンの娘は無事に武装勢力を振り切る事が出来るのか? -
このミスベスト10、2015年版6位、本屋大賞2015年5位。最近、いろんなランキングで良く目にする作家で気になってた。本書はPKO活動中の自衛隊の部隊が戦闘に巻き込まれる話。テーマ的に面白く、展開も読めず、久しぶりの一気読み系の小説。前半はぐいぐい進むけど、途中からは戦闘シーンや格闘シーンが延々と続いてちょっとしんどい。各シーンの違いを特徴づけるために、それぞれのシーンでの戦い方に細かい説明が付くのだけど、逆に飽きてくる。格闘系で凝りすぎるのは今野敏の昔の小説のようだし、少人数で大部隊を突破していくのは他にも良くあるパターン。RPG系のゲームで、途中からは戦闘が作業化してしまうような感覚。映像があれば別なんだろうけど小説でこういった脱出劇がだんだんエスカレートして行くやつはよっぽど心理描写で読ませるとかがないと辛い。無事脱出後は自衛隊がPKO作業中に戦闘行為をしてしまったことの落とし前のつけかたとか結構、期待感が戻ってくるし面白い。もうちょっと戦闘シーンを控えて、恋ごころや自衛隊の特殊性などをからませてバランスを整えて欲しかった。惜しい。
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まるでアクション映画を見ているよう。次から次に直面する困難に立ち向かう隊員たちに心穏やかではいられない。
でも、そんな激しい立ち回りの陰に、自衛隊や安全保障上の深くて重い問題が横たわっている。 -
おもしろいんですが・・・スピード感は抜群ですが・・・・
どうでしょう?ちょっと安っぽいミリタリーアクションに途中からなっちゃう感じがしますね。専守防衛の自衛隊ならではの苦悩ってのをもうちょっと取り上げてもいいんじゃないでしょうか?亡国のイージスのほうがビリビリ来ましたね。
映画化前提の小説なんでしょうかね? -
全体的に読み易い。
ただ、この本を読む前に読み終えたのが高野和明氏のジェノサイドだった事が大いに悔やまれます。 -
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息詰まるハリウッド映画のようでした
問題は日本の自衛隊員であるということ
起こりうることなのでしょうか
カサカサしながら一気に読みました
それぞれの確執や友情も描かれていてよかったのですが、ソマリアの部族とか民兵とか単に敵と描かれていて彼らにもいろいろあるだろうなあなんて思いました。
すさまじい風土の描写には息がつまりました。
≪ 土漠にも 一輪の花 永遠に ≫ -
今や現実に起こり得る“ソマリアの悪夢”。たった2日間で大量の血が流れる。テーマは深刻ながら“米特殊部隊”を“自衛隊”に置き換えたハリウッド映画のよう。ご都合主義的な展開を気にしないで読むべき。