裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1540
レビュー : 321
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344980303

作品紹介・あらすじ

「死刑はやむを得ないが、私としては、君には出来るだけ長く生きてもらいたい」(死刑判決言い渡しの後で)。裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけ、と思っていたら大間違い。ダジャレあり、ツッコミあり、説教あり。スピーディーに一件でも多く判決を出すことが評価される世界で、六法全書を脇におき、出世も顧みず語り始める裁判官がいる。本書は法廷での個性あふれる肉声を集めた本邦初の語録集。これを読めば裁判員になるのも待ち遠しい。

感想・レビュー・書評

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  • 裁判官の言葉というと、判決に添えられた意見の非常に難解かつ無味乾燥な文章をイメージするが、本書に集められた文章はなかなか味のある「お言葉」が揃っていて面白い。
    表題には「爆笑」とあるが、笑えるものばかりではなく、しみじみと涙を誘うものも紹介されている。
    裁判に興味があるわけではないが、一度くらい傍聴に行ってもいいかなと思った。

  • 数多くの裁判官の名言、語録を挙げ、その解説をしている。本屋で見つけて、なかなか面白そうだったので、買って読んでみた。

    裁判官の言葉だけ読んでも結構楽しめる。気の利いたことを言う方、心に響くようなメッセージを投げかける方、いろんな判事さんがいらっしゃる。私は久我泰博判事がお気に入り。

    弁護士を目指していたという著者が加えている解説もわかりやすくGood。ところどころに挿入されているコラムも勉強になる。

    一方で、いたたまれないような事件が数多く起き、呆れる被告人が多いことも再認識させられる。日々こうしたことと冷静に向かい合っている裁判官は尊敬に値する。

  • 巻末のやじうま傍聴記も気になる。あと、ところどころ感じる人情味が憎めない。

  • 時間があれば

  • 法廷での裁判官の肉声が面白い!「法の声のみを語るべき」とされる裁判官が,六法全書を脇に置き,心を砕いて口にしたメッセージ。「法という道具を使って,人が人を裁く」ということはどういうことか。思いをはせてみてください。

  • 久しぶりに読み直した。題名に「爆笑」とあるが、そんなことはない。刑事の裁判官に親しみがわく。

  • 軽いタッチで裁判傍聴の書評が書いてあった一冊。裁判官もいろいろですなぁ〜。

  • 裁判官の面白いお言葉が載っているのかと思いきや、爆笑するものは殆どなく、どちらかというと感動させられる箴言が多かったように思います。
    サクっと読めて、まあまあ面白かったです。
    僕の評価はA-にします。

  • ●心情的には重い刑を言い渡したいのに、量刑相場がそれを許さないという「板ばさみ」に遭ったとき、担当裁判官は被告人に向けて、一段と痛烈な非難のメッセージを浴びせるような印象を受けます。それによって量刑の軽さとのバランスを取ろうとしているのでしょうか。

    裁判官も"人"。法律は手段であり、人が人を裁くことの意味を考えさせられる一冊。爆笑ではなかったけど。

  • すぐ読めるのと、
    事実に真摯に向き合う、重みのある裁判官の言葉がよかった。

    本の構成はとても良いが、
    著者のツッコミはやや、ひねくれていたのでもっと普通の解説がよかった。

    以下気に入った箇所・・・

    量刑相場
    →今までの裁判結果が積み上げて来た過去の刑の相場、暗黙の了解

    交通事故裁判での、被害者の命の重みは、
    駅前で配られるポケットティッシュのように軽い。
    遺族の悲嘆に比して、加害者はあまりにも過保護である。
    命の尊さに、法が無慈悲であってはならない。

    暴走族は、暴力団の少年部だ。
    犬のウンコですら肥料になるのに、君たちはなんの役にも立たない産業廃棄物以下じゃないか。(産業廃棄物はリサイクル不可)

    社会が今後、あなたを受け入れるかどうかは、あなた次第です(大麻取締法違反のいしだ壱成に対して)

    家族らの信頼を裏切ったが、多くの人たちが攻勢を期待していることは、十分わかってると思う。(覚せい剤取締法違反のマッキーに対して)

    今、この場で子供を抱きなさい。
    我が子の顔を見て、二度と覚せい剤を使わないと誓えますか?

    恋愛は相手があって成立する。
    本当に人を愛するなら、自分の気持ちに忠実なだけではダメだ。相手の気持ちも考えなくてはいけない。

    母親の愛情は、海よりも深いといいます。
    この言葉を噛み締めてください。
    (乳児を二日間残し、男性と連泊し、死亡させた母親に対して)

    子どもは、あなたの所有物ですか?
    社会全体の宝でしょ。
    (男児虐待(のち死亡)させた母親に対して)

    人間というものは、誰だって辛い思いをする。
    良いこともあれば悪いこともある。
    悪い時にはスポーツをするとか、気分転換を図るとか。君には行きていく知恵が欠けていたのかもしれないね。

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著者プロフィール

フリーランスライター。NPO法人「企画のたまご屋さん」出版プロデューサー。1975年、長崎県生まれ、3歳から熊本で育つ。九州大学法学部を卒業後、弁護士を目指すも、司法試験に7年連続で不合格を喫し、ようやく懲りて上京。2007年に刊行した『裁判官の爆笑お言葉集』(幻冬舎新書)が、30万部を超えるベストセラーとなる。このほか、『恋の六法全書 ガールズトークは“罪”ですか?』(阪急コミュニケーションズ)、『伝説の弁護士、会心の一撃!』(中公新書ラクレ)、『震災裁判傍聴記 3.11で罪を犯したバカヤローたち』(扶桑社新書)など、法律や裁判をテーマにした取材を重ねつつ、著書を発表し続けている。

「2016年 『東京ガールズ選挙 こじらせ系女子高生が生徒会長を目指したら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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