Re-born　はじまりの一歩 (実業之日本社文庫)

著者 : 伊坂幸太郎 瀬尾まいこ 豊島ミホ 中島京子 平山瑞穂 福田栄一 宮下奈都

• 実業之日本社 (2010年12月4日発売)

感想・レビュー・書評

[teluzoさんの感想 · 2012年7月11日]

やっぱり「残り全部バケーション」やねぇ。

「瞬間、金色」と「あの日の二十メートル」もなかなかよかったよ。

[しおねさんの感想 · 2012年5月9日]

アンソロジーを読むと大抵「外れだな」と思う作品があるものですが今回はそれがなかったです。
強いて言えば「コワリョーフの鼻」だけは最初「ん？」って思いました。
途中夫婦の会話が難しすぎて「えっ？なんの話なの？鼻・鼻・鼻って！」と思ったのですよ。
でも最後まで読んで「いい話じゃん！」ってなりました(笑)
テーマが”再生”ですので、基本いい話です。

福田栄一さんって私は全く存じ上げないのですが、「あの日の二十メートル」がすごく良かったです。
他の作品も読んでみたくなりました。

伊坂さんは伊坂さんらしいお話でした。
まず「残り全部バケーション」ってタイトルが素敵。
得体の知れないお母さんが面白すぎです。こんなお母さんになりたい(笑)
そして岡田さんはどうなったのか心配です・・・・

[mitchさんの感想 · 2012年3月9日]

７人の作家の出会いと出発の物語

宮下奈都「よろこびの歌」
合唱をクラスで指導することになった私。自然な感情の高まりが歌であるということをマラソン大会で思い知る。

福田栄一「あの日の二十メートル」
無気力にすごしていた大学生が老人に水泳を教えることになる。その老人に影響されて大学を受けなおす決心をする。老人の頑張りを知っていたので思わず「カズ兄を助けることができて良かったね！」と言ってあげたくなった（笑）
初めて読んだ作家さんだけど良い話だった。

伊坂幸太郎「残り全部バケーション」
夫の浮気で解散することになった３人家族が、ひょんなことから友達を作らなければいけなくなった青年とドライブに出かける話。

[kanakana1110さんの感想 · 2012年2月17日]

伊坂幸太郎さんが目当てで購入。残り全部バケーション、いつもながらの可笑しな展開が面白かったです。

他もまぁまぁ楽しめましたが、特筆する作品はなかったです。

[honbonさんの感想 · 2012年2月9日]

7つのＲｅＢｏｒｎの話。
伊坂幸太郎の明日からバラバラになる家族の話が面白かった。
中島京子の鼻の話（つい、ゴーゴリの鼻も読んだ）や福田栄一の老人に水泳を教える青年の話も良かった。

[saori yoshidaさんの感想 · 2012年2月5日]

伊坂さんのが一番好きです。でもRe-bornというテーマじゃないと思いました（笑）。初めて読む作家さんもいたので読んで良かったです。

[bookmasaさんの感想 · 2012年2月3日]

「あの日の二十メートル」がよかった。

[wired321さんの感想 · 2012年1月27日]

どの話も面白くて

トリは伊坂幸太郎

いつもながらの伊坂ワールド

やや強引な気もしたが

やっぱり引き込まれた

[tacbonaldさんの感想 · 2011年12月27日]

再生がテーマのアンソロジー。
瀬尾まいこ、伊坂幸太郎、中島京子、豊島ミホの順…つまり「売れてる作家」順に面白かった。
ミーハーかよ、と思われるかもしれませんが実際そうでした。
アンソロジーは実力差があからさまに出るので酷ですね。

特に瀬尾まいこ、「戸村飯店~」のショートバージョンなので1度読んだ内容なのに、今一度心を掴まれました。

[だいふくねこさんの感想 · 2011年12月25日]

瀬尾さん目当てで。
やっぱり瀬尾さんのが断トツで好き。この兄弟の続編にあたる『戸村飯店青春100連発』を読むのがすごく楽しみ！

著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。