- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478016077
感想・レビュー・書評
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著者は「手帳評論家」を名乗っている人で、手帳術関連の著作も多い。本書はありそうでなかった、市販の手帳を自分流にカスタマイズして使う方法のガイドである。
私も、昔システム手帳やシステム・ダイアリー(=「SD手帳」。湯川秀樹も愛用した国産システム手帳の草分け)を使っていた時期には、手帳のカスタマイズにいろいろ凝ったものだった。リフィルをあれこれ自作したり、既成の手帳の「便覧」部分だけを切り取ってシステム・ダイアリーに綴じ込んだり……。
いまは普通の手帳を使っているからカスタマイズは最小限だが、それでもちまちま工夫して使ってはいる。付箋をインデックスがわりにしたり、切手などを入れるミニポケットを加えたり、ダイアリー欄を見やすく彩るシール類を買ってきて貼ったり……。
文具好きというのは、そういうちまちましい工夫自体に快感を覚える人間なのである。本書は、その手の人たちにはわりと楽しめる本。
実用書なのだから手帳カスタマイズ術の紹介に徹すればよいものを、プロローグでは手帳の歴史だとか、手帳カスタマイズの意義の解説だとかの余計な講釈をダラダラやっている。ここはいらなかったと思う。
あたりまえのことを大仰に述べていて、馬鹿みたいな部分もある。たとえば、次のような記述。
《市販の手帳をベースに作るマイ手帳には、無限の可能性があります。
(中略)
スマートフォンと比較しても大きなアドバンテージがあります。電源なしでも利用でき、起動時間はゼロ秒です。(中略)スマートフォンのようなロック解除も不要で、ページをめくるだけで機能を選べます。》
でもまあ、カスタマイズ術を解説した部分には、(手帳好きにとっては)役に立つ情報も多い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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ビジネス
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出版社さまより献本いただく。
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①ほぼ日のリフィルとか、熱い
②こういう発見大事
③すぐ読むのもいいよねー。 -
知れ渡っている内容だった
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手帳をうまく使うやり方と、いうより手帳に何を求めるかをじっくり考えさせる本。既存の手帳術も自分なりにカスタマイズする必要があるから、まるごとの手帳術ではなく、カテゴリ毎にやり方を紹介されていて、カスタマイズに取り組みやすいと感じた。まず手帳のコントロールパネルを明確にしないとならないのが一番の困難さを感じる。
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数年前だが使えるtipsが沢山あった。
手帳 スケジュール、TODO,メモ。
目標設定 specify,measurable,achievable,relevant,timing.
リストの効能 普段どんなことを欲しているか見えるようにすること
タックシールラベル屋さんのセット遣い やらないことリスト末尾にチェック欄
地図に落とすといいもの電源カフェ、無線LANスポット、打ち合わせ用カフェ、銀行ATM、消耗品購入に便利な店
勝パターンの分析 自信をつける、自分の癖武器の分析
日付、ケース、勝因、状況、競合 情報カードにプリントし保存。
人脈図を作る
想定TODOリスト、たとえば海外旅行だったら
パスポート、現地観光情報、無線LAN情報、現地通貨、保険、クレジットカード、航空券等、衣類、日程表、家電製品変圧器、スーツケース
TODO 書き写す時に色を変える残るものは何か 打ち合わせ時にTODOかきだす
予定の性質で書き込み先を分ける 手帳とウエブの連携 瞬間日記、aTimelogger
TODO 一元管理 する?しない?系統的に管理するもののみデジタル化、デジタル管理、アナログの記入の期間で処理する
メモ アナログ処理、後デジタル化、行き先の分類だけ決めておく
夢 1年後、3年後、5年後、10年後の理想的な姿を書いておく ミッション、狙い、期限、作業、そのためにやること