DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478109687

感想・レビュー・書評

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  • 人生で1番大切なことは生涯忘れないような「思い出」を作ること。人生の終わりを意識することで、自分のしたいことがより明確になった気がした。

    健康でなんでもできて、リスクも限りなく小さい若い時期にたくさんのことを経験したいと思った。

  • 感想
    読むのは2回目(2024/3/8)。2回目でも気付きは多い。1回目に読んだ時から何が実践できて、何が実践できていないかを確認する良い機会になった。

    現時点では、資産のピークを意識すること、子供への資産の残し方が印象に残った。また、定期的に読みたい。

    あらすじ
    人生の最適化は自分が稼いだ金を生きているうちに使い切ることだ。
    ・人生一番大切なことは思い出を作ることである。経験することにお金を惜しむべきではない。
    ・子供にお金を残すのなら死んでからではなく、お金が必要な26-35歳の時に渡す方が良い
    ・健康に投資することは重要。複利的に効果が得られる
    ・終わりの時間を意識することで有意義に時間を過ごせる
    ・時間を5-10年区切りにしてやりたいことを書き出す
    ・資産を貯めるから使うに切り替える年齢は45-60歳
    ・リスクを伴う行動は若い時ほどデメリットが少なく、メリットが大きい

  • 老後資金っていうけど、老後は体力・気力もないので、資産積み上げておいても、使えない。
    だから、中年のうちから資産は使っていこう。
    お金の使い方は様々だけど、経験による記憶によって人生の価値はあがっていくから思い出づくりにお金を使っていこう。
    という結論かなと思った。

    アメリカの本なので、日本とは少し前提が違うのと(年金のあるなしとか)、そもそもこれそこそこお金持ってる人向けの本だよねってのはありますね。

    自分も大金持ちってわけじゃないけど、このままいったらDIE WITH ZERO出来ない人なので、いまからお金を使っていくようにしたいなとは思いました。
    でも、お金の使い方が下手すぎる(泣

  • 健康の価値を再発見し、今を犠牲にして将来に備える偏った見方を改めてくれる。

    自己啓発は飽きていたが、この本は今の私にピッタリだった。

    思い出を早く作ろう。
    将来のお金の不安を過大視しないようにしよう。
    健康を最優先にしよう。
    やりたいことを、経験を豊かにしてくれることを追求しよう。定期的に書き出そう。

    今が決断の時だった。

  • 文句なしの星5。

    この本に書かれていたタイムバケットを作って、父と2人で父の故郷の鹿児島に2人旅に行った。最高の思い出になった。

    30代の自分にとって、自分の親や子供とアクティブに動き回って色々な経験ができる時間は驚くほど少ない。
    金に惑わされずに、充実した人生を送りたい。

    【どんな本か?】
    「アリとキリギリスのアリはいつ遊ぶのか?」という問いから出発し、経験に投資すること(それも、なるべく若いうちに)の重要性を説く本。

    【印象的だったポイント】
    ・人生で最も大切なのは思い出を作ること(人生は経験の合計)

    ・経験からは、その瞬間の喜びだけでなく、後で思い出すことで喜びが得られる(=記憶の配当)。老後の準備は大事だが、老後で何よりも価値が高まるのは思い出。

    ・記憶の配当をなるべく多く得られるように工夫する
    →自分がやっていたことがズバリ当てはまった。子供が生まれてから、フォトブックを作る習慣ができた。スマホの中には莫大な写真データが溜まるが、見切れないから紙で持っておく意図だった。これは、記憶の配当を増やすのに実際メチャクチャ役立つ。子供に残せるし、祖父母にも渡せる。

    ・死ぬ時に残った金を稼いだ時間は無駄。0で死ぬのが人生を楽しみきったという意味で最高(タイトル回収)

    ・歳を取れば取るほど金(+金から得られる)経験から得られる価値は減る。金の価値を最大化できるのは26〜35歳

    ・子供に残す金は別。ただ、渡すなら死んでからじゃなくて早く渡した方が良い。大抵の場合、相続人は相続のタイミングが遅すぎて、値打ちのある使い方ができない。

    ・(良すぎるので抜粋)人は皆、遅かれ早かれ死ぬ。最後の数日、数ヶ月を生き延びるのに必要な医療費を貯めるために、人生の貴重な数年間を犠牲にしてまで働きたいと思うだろうか。私は、いさぎよく「墓場で会おう!」と言いたい。

    ・富の最大化から人生の最大化へ。人生の残り時間によって、今を楽しむことと将来に備えることのバランスを最適化していく。歳をとり、時間と金ができた時には健康の問題に直面する。

    ・幸せを左右する3大要素「金」「時間」「健康」。30〜60歳くらいが一番バランスがとれている(黄金期)。みんな金を重視しすぎ。時間と健康を重視すると、人生の満足度が上がる。

    ・もうじき失われてしまう何かに目を向けると、人の幸福度は高まる(→親は先に死ぬし、生きていても動き回れなくなってくる。子どもはどんどん成長していく)

    ・タイムバケットを作る。一般的なバケットリストとの違いは、時期が入っていること。

    【学び】
    ・上記すべてを意識して生きていく。
    ・タイムバケットを使って、後悔のない人生を送りたい。

  • おすすめしたい読者層としては、
    第一に日本の全家計金融資産の60%強を保有していると言われる60歳以上世帯。やりたいことは1日でも早く!そして余剰があるのであれば、よりお金が必要な現役世代に前倒しで資産移転することを検討してみてはいかがでしょうか。
    続いて30〜50代のモーレツ社員。たしかに脂がのってきて仕事にやりがいを感じているときでしょう。しかし仕事に夢中になるあまり、犠牲にしてしまっているものはないですか。お金、時間、健康のバランスを最適化し、仕事以外にやりたいことがあるならその思いを大切にしましょう。時間は有限。やりたいことを全力で楽しめるのは、体力気力のある今のうちかもしれません。
    最後に、目的なく、将来への不安という理由のみで無理に節約している20代。若いんだし、もしやりたいことがあるなら今しかないですよ。お金がなくても、例えば青春18きっぷで旅には出られる!できる限りの新しい経験に挑戦してみてはどうでしょう。

    個人的には、やりたいことは今すぐNOW!のポリシーで生きてきたし、もともと出口治明さんの「人生悔いなし、遺産なし」の考え方が好きなので、正直あまりガツンとくるものはなかった印象。本書冒頭に、借金をしてバックパック旅行にでかけた同僚のくだりがあったが、私も学生時代にバックパックひとつでアジアやヨーロッパをひとりで長期の旅をしたときのことを思い出した。たしかに今やろうと思ってもなかなかできない歳になったなと実感。多感な時期に色んなところを訪れて肌で感じ、どこのどなたか存じませぬが、あのときのあの言葉は私の人生の糧になっています、という出会いもあった。そんな思い出でご飯5杯はいける。

    そんな経験をなるべく早いうちにしてはいかがでしょう、というのが本書の趣旨だ。
    とはいえ、ただでさえ世界で一番不安な民族、日本人。保険が最もよく売れるとも言われる国民性である上、そもそも何歳まで生きるのかわからないし、生活費は上がるし、社会保険料も上がり、自分たちの老後には年金は一体いつからもらえるの?問題。不安要素は挙げてもキリがない。本書にはそんな中でどう「ゼロで死ぬ」ために計画するか、今を生きるか、というヒントが散りばめられている。ただ無為に生きるのではなく、着地点を見据えながら限りある人生を最大限楽しみたいものデス。

  • DIE WITH ZEROとは
    【持っている資産を全て使い切って死ぬこと】を示している。

    この本が言いたい事はとてもシンプル。
    しかし世の常識に反するため、なかなか実践されなかったものばかり。

    ・人生で一番大切なのは思い出づくり

    ・リタイア後の楽しみのためにお金を残しておかないこと。その時になるとやりたい事をするだけの体力がない場合が多い

    ・今しかできない事は借金してでもやれ

    ・医療費は治療より予防に使おう

    ・年を取ると人は金を使わなくなる

    ・自分の死について考えてみる

    ・子供に資産を残すなら死ぬ前に

    ・資産を減らす時期を決めよう
                  などなど。

    --------------------------------------

    改めて自分の今生きている人生を幸せに思った。
    仕事も夫も子供も家も貯蓄もある。
    ない人生も十分あり得た中で、私は確かに今持っている。
    幸せすぎる。
    ただ、今あるものはいつか無くなる。
    私の健康も、命も、必ず無くなる時が来る。

    その事を考えるのは辛いけど
    終わりを考えて初めて、時間や健康やお金が有限である事、そしてそれらをどう使えばいいかちゃんと考えられた気がする。

    刺さるメッセージが満載。
    今すぐにやってみたかった事にお金を使いたくなります!
    間違いなく良書です!!

    • きのPさん
      いつも素敵なReview有難うございます!
      楽しく読ませて頂いております。
      この本、先日読んだのですが、今年読んだ本の中でTOP3に入る...
      いつも素敵なReview有難うございます!
      楽しく読ませて頂いております。
      この本、先日読んだのですが、今年読んだ本の中でTOP3に入るくらい良書でした!!
      2021/05/27
    • ミオナさん
      きのPさんコメントありがとうございます!
      素敵なレビューだなんて、嬉しいです!

      この本のレビュー拝見しました。
      きのPさんの情熱には敵いま...
      きのPさんコメントありがとうございます!
      素敵なレビューだなんて、嬉しいです!

      この本のレビュー拝見しました。
      きのPさんの情熱には敵いませんよ^o^
      読む人にもいい本であることが伝わるので、あんなにたくさんのいいね♡がついてるんですね。
      2021/05/28
  • アリとキリギリスの話で、アリはいつ遊ぶのか、という観点で、人生を豊かにする経験を最大化させることについて論じた本。アリすぎてもいけないし、キリギリスすぎてもいけないし、その間に人生の最適化のポイントがある。
    人生で今しかできない経験を自分は人生の各ステージでどれだけしてきたか、そうした経験をコストとのトレードオフも考えながらこれからどう最大化していくかを考えさせられた。

  • 今更ながらに、話題の本を読んだ。
    「DIE WITH ZERO」。お金は使いきれない程に貯めすぎず、経験や思い出に投資し、ゼロで死ぬ。本書では、このシンプルな言葉で表される思想をひたすら説明している。資産運用などのテクニックには全く触れられていないが、この考え方は参考になった。

    以下、ざっと箇条書きでメモする。

    ・冒頭で「アリとキリギリス」の寓話に例えて説明している。世間ではアリの生き方が持ち上げられすぎている。キリギリスのような刹那的な生き方は良くないとして、それではアリはいつ楽しい時を過ごすのか? 両者の中間のバランスを考えるというのが本書のテーマだとある。

    ・先の見えない未来のために、お金は貯めておかないと不安だ。大きな病気で急な出費があるかもしれない。老後2000万円問題という言葉もある。しかし、これだけ貯めれば大丈夫というラインははっきりしない。自分がどれだけ生きるのかわからないし、未来に何が起こるのかもわからないからだ。多くの人は莫大な時間を労働に費やし、貯蓄するが、使い切れないままに死を迎える人が多い。「老後のために貯蓄する」という人も、いざ定年を迎えたらそのお金を十分に使っていない。稼いだお金を使わずに死んでしまえば、人生の貴重な時間を無駄に働いて過ごしたことになる。

    ・『人生は経験であり、あなたが誰であるかは経験・思い出の合計で決まる』とある。必要以上にお金を貯めるのではなく、それに費やす時間を経験・思い出に投資することで、人生の幸せの量を最適化できる。

    ・健康の価値は大きい。高齢になるほど貯蓄は大きくなりやすいが、若い頃と同じ経験を老後にはできない。20〜30代にやりたかったバックパックの旅を70代になってから楽しむのは難しい。お金自体の価値は変わらずとも、それによって引き出せる経験・思い出の価値は減っていく。


    お金は貯めるよりも、使う方が難しいのかもしれない。働き続けていればお金は貯まるが、それだけでは人生を豊かにする機会を逃してしまうこともあるのかもしれない。人生をより豊かにすることを目的として、そのためのお金の貯め方・使い方を考えたい。そんな機会を時々は持ちたい。

  • 自己啓発本は久しぶり。私の年齢的(44)にちょうど読むタイミングよかったと思うし、若い人にもよいと思う。
    一番しっくりというか、今後の人生に活かしたい印象に残った一文。
    『節約ばかりしていると、そのときにしかできない経験をするチャンスを失う。その結果、世界が必要以上に小さな場所になってしまう。人生は経験の合計だから。』

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著者プロフィール

【著】ビル・パーキンス
1969年テキサス州、ヒューストン生まれ。アメリカ領ヴァージン諸島に拠点を置くコンサルティング・サービス会社BrisaMaxホールディングスCEO。49歳のミリオネア。アイオワ大学卒業後、ベンチャー・キャピタル、エネルギー業界を専門に金融業界で活躍。ヘッジファンドマネージャーとして大成功を収める。その後、映画業界にも進出。みずから俳優・監督して映画制作にたずさわる。高額の賞金を獲得するポーカーの名手としても有名。

【訳】児島修(こじま・おさむ)
英日翻訳者。1970年生。立命館大学文学部卒。

「2020年 『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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