DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

  • ダイヤモンド社
4.18
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本棚登録 : 8084
感想 : 714
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478109687

感想・レビュー・書評

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  • タイトルの通り、お金をゼロにして死ぬという一般常識から離れた主張をしている本。お金を気にして生きてきた自分にとって、with ZEROは難しいかもしれないが、ハッとさせられる本だった。
    この本一番の主張は、たった一度の人生の最大の目的はたくさん良い思い出を作ることである。それは「経験」や「体験」とも言う。良い経験、体験をするのには、健康や時間などお金以外にもたくさんの制約や限りがあるため、お金だけを軸で考えず、その時にやりたい事を実行すべきだということだ。
    また、経験が最後になる瞬間というものは必ず訪れ、それは「死」とも言い換えられるというのも気づきのある言葉だった。例えるならスノボが出来なくなる年齢や体力になった時、自分の人生からスノボは死ぬ。そういった今しかできない経験をきちんと整理して後悔ないように生きていきたい。
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    金から価値を引き出す能力は、年齢とともに低下していく。
    年を取れば、健康は低下し、物事への興味も薄れていく。性欲も減退するし、創造性も低下していく。そうなったら、もう金は役に立たない。

    健康と富があり、経験を最大限に楽しめる真の黄金期は、一般的な定年の年齢よりもっと前に来る。この真の黄金期に、私たちは喜びを先送りせず、積極的に金を使うべきだ。
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    健康や様々な力が衰えてくる将来に比べて最も若いのは今でしかない。だからこそ、大切な今にたくさん投資するべきだと思えた。
    自分なりに落とし込むなら、次のような行動ができそう。
    ・安いものを買うために何軒も店を回るなら、少し割高でも1カ所で買う。
    ・ジム代や銭湯、野菜など、即効性はなくても健康に繋がるものはお金を惜しまずに使う。
    ・旅行に行く。体験は貴重で、家族が出来たら簡単には行けない。
    ・人との時間にお金を使う。友人や家族は永遠ではない。
    ・食事を楽しむ。今ある食欲はいずれ無くなる。

  • 数年来の苦しみから解き放たれた!

    本著は話題作ということで目にはしていたが、0で死ぬなんてあり得ないと全く興味を持たなかった。
    私には小さな子どもが2人いるので、これから学費がかかるし、死ぬ時にお金が余ったら残してあげたいし、何があるかもわからず、そもそもこの長寿の時代、足らなくなるかもしれないのに、と。

    しかし、下の子が自分のことを少しはできるようになり、昨年末あたりから私の人生このままでいいのか?と思いはじめ、でもお金がないとジレンマに陥っていた。

    しかしお金はないわけではない。中年だもの。フローがないだけでストックはあり、でもそれを虎の子よろしく使わないようにして、何なら増やしたいから使ってないだけなのだ。

    お金の使い方が下手なのかも、でもどれだけ使ってどれだけ置いておけばいいのか…と思ってた今、人の薦めでたまたまこちらを読んだ。

    内容を気にしてなかったので、ドンピシャで驚いた。とともに、ここ数年のお金があるのにないという悩みから解放された。

    必要な分はもちろん置いておくが、ケチケチ我慢して貯めてた分を使ってもよいことにする。
    そう決めただけでとても晴れやか。
    人生後半が好転しそうな気がする。

    高齢の両親は以前からお金はあっても気力体力の問題でもう使えないと話している。
    お金がある人ほど読んだ方がいいと思う。

  • 再読2024.01.24
    私の生き方と価値観を変えた一冊。
    様々なビジネス書が世に出ているが、そのほとんどが「将来に備えよ」という内容だ。
    私自身もそれを信じて、金銭的に不安で満ちた老後に向けて貯蓄をしようと積立による投資やiDeCoなどの個人年金も勉強していた。(iDeCoは初めていない)
    そこで1年半前に本書に出会った。将来に貯蓄するよりも今の自分にお金を使おうと思った。無駄遣いをするわけではなく、経験に投資するようになりました。
    「人生の大きな仕事は、思い出づくりである」という文が印象に残る。学校でもそんなことは教わらない。むしろ、勤勉に会社に勤め、社会のために税金を納められるだけの人間になれといわれている気がする。
    その分、このメッセージは新鮮だった。また、多くの人にとっても新鮮なものになるだろう。
    著者のこの現実とのギャップをどうにか埋めていきたいという強い気持ちを感じる。
    私もこのレビューを通じて、著者の意見に賛同の意を示し、布教活動?に協力をしていきたいと思う。

  • 楽しい時間は貯金され、複利効果で人生を豊かにする。今を楽しむ、今しか出来ないことをする。この本のメッセージはシンプルにこれだけ。

  • 感想はノートに

  • 生きてる間に経験にお金を使うことの効用を解いた本。経験したいことを年齢ごとに書き出すタイムバケットは良い効果ありそうで、早速作成し今後に活かしたい。
    実践できれば幸せになりそうな良書であった。

  • [読了]
    数年前から話題の書。
    あまりに話題で売れすぎてるからか、内容は読む前から知っていることが多かった。
    ところどころ理論的ではなく主観が強くなり『え?』となる事もあったが、お金を貯め込む日本人にとっては新鮮な考え方だと思う。

  • 読書で価値観が変わることは刺激的で幸運なことだが、確率はとても低い。
    この本は、その数少ない体験をできる。

    いつの間にか刷り込まれた、定年後に自分の時間を取るという考え方を見直したいと心から思った。
    まずはタイムバスケットを実施して、自分の人生を豊かにする思い出を作る準備を始めたい。

  • 読後に自分の生き方が少し変わる。そんな体験を得られることがある。
    まさにこの本はそれ。もっと早く読みたかった。

    人生の中で経験を得られるタイミングにはピークがある。何もできなくなる前に1番大事なことに投資しよう。思い出を最大化できる人生を過ごそう。

    サイコロジーオブマネーやエッセンシャル思考も私に影響を与えた本なのですが、「常に何が自分にとって大切なのか考えて生きる」というのがそれぞれ通じる考え方かと思います。贅沢や無駄にではなく大事なことに自分のお金と時間を割く。
    この本はそれに加えてタイミングの重要性を伝えてくれてます。

  • ・人生の最後に残るのは思い出。
    ・老後に貯めたお金はほとんど使わない。
    ・思い出づくりのためにお金を使う。若ければ若いほどいろんなことが経験できる。
    ・死ぬ前に子どもに分け与える。
    ・自動運転モードで時間とお金を使っている自分を自覚する。何に時間とお金を使うか意識する。

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著者プロフィール

【著】ビル・パーキンス
1969年テキサス州、ヒューストン生まれ。アメリカ領ヴァージン諸島に拠点を置くコンサルティング・サービス会社BrisaMaxホールディングスCEO。49歳のミリオネア。アイオワ大学卒業後、ベンチャー・キャピタル、エネルギー業界を専門に金融業界で活躍。ヘッジファンドマネージャーとして大成功を収める。その後、映画業界にも進出。みずから俳優・監督して映画制作にたずさわる。高額の賞金を獲得するポーカーの名手としても有名。

【訳】児島修(こじま・おさむ)
英日翻訳者。1970年生。立命館大学文学部卒。

「2020年 『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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