魔法飛行 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M か 3-2)
- 東京創元社 (2000年2月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488426026
感想・レビュー・書評
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『秋、りん・りん・りん』『クロス・ロード』『魔法飛行』『ハロー、エンデバー』収録。
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≪日常という繰り返し.満足という停滞.そこから逃れ,私はどこへ行こうというのだろう―≫
いろいろ感想があるけれど,どれも言葉にできずにもどかしい.
有栖川有栖さんの解説と,加納さん自身のあとがきが,読後のさみしさと気持ちの高ぶりを軽やかにしてくれた.
魔法を見たいし見せてほしいし空にもあこがれるしの強欲な自分が,ちょっと恥ずかしい.
思い出す毎に再読しそう. -
ななつのこ の続編。前作の手紙のやりとりで謎を解いていく流れは踏襲しています。天真爛漫な駒子ちゃんは可愛らしく、読書家なのも相変わらず素敵。でも続篇は難しい。同じ流れで新味を出すのは至難の技としみじみ思いました。でもよかったですよ。
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20160128
あれっ
ななつのこ、読んだと思ってたのに読んでなかったみたいでしたわ…
みたいな続編でした。
でもこれだけでも楽しめます。
解説もよかった。
ななつのこ、読まなきゃな。
うーん、読んでなかったのかー
おかしいなー -
面白かったけど、なんとなく印象に残らない。
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失礼ながら、前作の二番煎じかと斜め読みになりそうになるのを堪えながら最終章で、やっぱり信じて読んで良かったと、星5つです。
全くの余談ですが、巻末に並ぶ本の宣伝が、ジュール・ヴェルヌ、レイ・ブラッドベリ、チェスタトンとクイーンなんです!素敵ですよね?
本作の主人公は実際のところ、物語の中の人ですが、その彼女を取り巻く現実の人たち(この本が刊行されるまでに関わった人達全て)の愛情を感じます。本好きで良かった。