現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全: 脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!
- 東洋経済新報社 (2022年1月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492046869
感想・レビュー・書評
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著者ほどではないとしても実践できるヒントがたくさん書かれており、すぐにでも始めてみたいと思いました。
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タイトルに読む力とありますが、単に本を読むだけの話ではなく、SNSやニュースサイトなどを以下に読みこなすかということも含めての、読む力の話でした。
忙しく集中できない世の中でいかに情報を集め、自分の中で整理・蓄積し、それを生かすか。そうした情報や本の読み方だけでなく、どうやって読む時間を作るかまで、著者のノウハウが書かれています。
単なる技術や精神論ではなく、実際に各種アプリやSNS、kindleの使い方などが紹介、実践されているので、思ったより役立つ一冊でした。読書論だけでなく、ビジネスパーソン向けの情報整理術や、個人事業者向けの各種書類の管理術の側面もあると思います。
特にkindle関連の話は自分にとって、かなり使えるものだと思いました。kindleにハイライトや引用機能があることは知っていたけど、それをどうまとめるかは自分の中の課題だったし、
あるいはkindle unlimitedでハイライトをつけた本を返却しなければならないとき、その部分をまとめておけないか、と悩むこともしばしばだったので、この本で紹介されていたメモとハイライトの機能の使い方は、本当に目からうろこが落ちました。あとはkindleの仕様変更がないことを祈るばかり…
もう一つ印象的なのはPDFの使い方。昨今は便利なものでノートアプリでPDF内のテキストも、アップロードして検索機能を使って探せるそう。
紙でコピーして置いておくと場所も取るし、なによりちゃんと整理してないと結局資料が見つからない、ということもあるので、スキャンしてとりあえずノートアプリにアップし、後で検索して参照するというのは、場所にも時間にもかなり優しい。
こうして考えてみると、情報を効率的に整理するには、もはやデジタルをどれだけ知り、そして使いこなせるか、という段階に入っているのだと思います。
最近もAIの発展ががすさまじいので、改めて置いていかれないようにしないといけないと強く思う一冊でもありました。 -
この本は、「情報の集め方」「概念を作る」「セレンディピティを生み出す」などなどの方法が書かれています。
ネットからの情報収集や本の読み方など、幅広く参考になりましま。
ぜひぜひ読んでみて下さい。 -
「読む力」最近はフェイク情報が拡散し止め難い状況だ。と言うことは読者にとってどれを信頼するしないか、になる。「プッシュ情報」と「プル情報」両方を引き出し比較選択もあるかもしれないが一般的にめんどい事は誰もしない。一番は発信者に対して質問攻めの方が効果的で、且つ情報源も確認できる可能性も高い。今後は「フェイク情報を減らす」情報発信者の真意追及が増えてもおかしくは無いと考えるがどうだろうか。
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情報収集の事例のひとつ。
短時間しか集中できないなら、細切れにしてスキマに埋め込めばいい、というスタンス。
ポモドーロ、今は慣れたけど、最初から25分だったらきつかったろうな。
長らく15分刻みで作業していた経験が良かったのかもしれない。
人によって違うのは当たり前だ。
でも、長い時間でも集中できたほうがいいと思う。
使える時間の長短に合わせられれば、一番いい。
脳みそメモリの外部委託は、とてもいいと思う。
グーグルキープ、もっと活用していこうかな。
画像をホイホイ放り込んで、ラベル分けを明確にしよう。 -
ハウツー本の中でも具体性高め。
ざっと目を通して、欲しいところだけピックアップする感じ。
【主な気づき】
・重い読書と軽い読書を分けるという発想は良い。自分のエネルギー状態によって使い分けられる。
・自分にとっての軽い読書:Kindleでサンプル買って、紙で買う本を探す。あまり考えずに読める本を読む。
・自分にとっての重い読書:精読したい本を紙で読む。
・だらだらでもいいのでインプット・アウトプットをし続けることが大事
【その他印象に残った点】
・注意力の欠如に抗うのは無理。スマホは手放せない。
散漫力を生かして、ちょこちょこ読む。集中できる状況の時に、ガッツリ重い読書をする。
・30ページ読んで合わないと感じたら諦める。その後挽回してくることはほぼない。
・やる気を出すためには、小さなタスクにとっかかること(ブートストラップ) -
本を読んでいても、内容が右から左に抜けていくような感覚になることが多いので、なにか参考になる事があればと思い手に取った。
そもそも、どのような目的で本を読んでいるかにもよると思うが、著者は「さまざまな視点をえることが、読むことの目的」としており、その上で「さまざまな知識を自分の頭の中で統合していく事が学び」であるとの考えであった。
年齢を重ねるたびに自身の教養の無さを痛感しているこの頃。
著者の様に、知識を自分の知肉にできるように本書の内容を意識しながら、本を読める様になって行きたい。 -
珍しく一気に読み終えた実用書。
生まれつき集中力のない自分にとっては、
「無理に集中しようとするのではなく、あえて注意散漫さを活用する」
という考え方はとても斬新でした。
メモアプリの活用することの大切さも痛感。
最後のライフワークインテグレーションの考え方には賛同。 -
ツールの紹介は、どうしても本人に則してしまうので致し方なし。とは言え、他の人はどういうのを使っているのか?は気になるところなので参考になる。「知肉」にするプロセスはなかなか良かった。今の時代の「読み方」を知れる一冊かと。