なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492555750

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  • 上手く使いこなしたい!

  • システム思考7か条
    1.人や状況を責めない、自分を責めない
    2.できごとでなく、パターンで見る
    3.このままのパターンと望むパターンのギャップを見る
    4.パターンを引き起こしている構造ループを見る
    5.目の前だけでなく、全体像とつながりを見る
    6.働きかけるポイントをいくつか考える
    7.システムの力を利用する

    システム思考の基本的な考え方とアプローチ
    できごと→時系列パターン→構造→意識、無意識の前提

    正しい問いを大事に
    立ち止まり、その問題は解決すべき問題か?本当の問題は?

    ループ図を書くコツ
    1.変数をできる限り出す
    2.自分が変えたいと思っている重要な変数を中心に置いて、それに影響を与えるものをかく
    対症療法を避け、根治策に撤する

    レバレッジポイント ツボ
    1.変数 数値を定める
    2.物理的なフローとストック 計画段階が決めて
    3.情報フロー 見える形にする
    4.ルールやインセンティブ 行動促進と抑制
    5.目的 何のためにを自問
    6.前提となっているパラダイム 社会通念や常識

    システム思考の効用
    1.人や状況、自分を責めない
    2.視野を広げ、思考境界を乗り越える
    3.無意識の前提を問い直す
    4.問題解決に役立時間軸を考えられる
    5.問題解決につながるコミュニケーションが可能

  • システム思考は人に優しい。失敗を誰かの責任にしない。つまり同様に自分を責めずにすむ。

    問題解決が実は新しい問題を発生させていることも多い。リング思考トレーニングもちゃんとやってみたい。

  • 問題のつながりから、レバレッジポイントを見つけ出すのは、なかなか面白そうですね。難解な仕事が楽しくなるかもしれません。

  • ・システム思考の「ループ図」の理解には最適。指導に従い、見様見真似で自分でループ図が書けるようになると思う。
    ・よって「学習する組織」概念の理解補助にも良い。

  • フロー図を使って因果関係を認識する
    同じ現象を引き起こす反対の理由にも目を向ける

  • 学習する組織のあとに、システム思考をより詳しく学びたい目的で読むと理解度が数段増すと思う。
    要素還元的なロジックツリーなどのロジカルシンキングではたどり着けない、つながり、相互作用、還元を可視化でき、自分自身の思考を深めるだけでなく、周りを巻き込むときにも使えるツール。

  • システム思考についての本。
    因果関係は一つではなく、複数あることを意識して全体の繋がりを理解しましょう、という主旨。
    システム思考のいい例がAmazonのグロースモデル(ジェフベソスがレストランの紙ナプキンに書いたと言われてるあれ。)

  • システム思考について、具体例とともにわかりやすく紹介されており、参考になった。

  • ループの作り方や,改善に向けたポイントなどについて,解説だけでなく具体例も用いて説明している.ループ図を使うための良い書籍だと思う.

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著者プロフィール

大学院大学至善館教授、有限会社イーズ代表取締役、株式会社未来創造部代表取締役社長、幸せ経済社会研究所所長、環境ジャーナリスト、翻訳家
東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。『不都合な真実』(アル・ゴア著)の翻訳をはじめ、環境・エネルギー問題に関する講演、執筆、企業のCSRコンサルティングや異業種勉強会等の活動を通じて、地球環境の現状や国内外の動きを発信。持続可能な未来に向けて新しい経済や社会のあり方、幸福度、レジリエンスを高めるための考え方や事例を研究。「伝えること」で変化を創り、「つながり」と「対話」でしなやかに強く、幸せな未来の共創をめざす。
心理学を基にしたビジョン作りやセルフマネジメント術で一人々々の自己実現を手伝うと共に、システム思考やシナリオプランニングを生かした合意形成に向けての場作り・ファシリテーターを、企業や自治体で数多く務める。教育機関で次世代の育成に力を注ぐと共に、島根県隠岐諸島の海士町や徳島県上勝町、宮城県気仙沼市、熊本県南小国町、北海道の下川町等、意志ある未来を描く地方創生と地元経済を創り直すプロジェクトにアドバイザーとして関わる。

「2023年 『答えを急がない勇気 ネガティブ・ケイパビリティのススメ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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