なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
- 東洋経済新報社 (2007年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492555750
感想・レビュー・書評
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上手く使いこなしたい!
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システム思考7か条
1.人や状況を責めない、自分を責めない
2.できごとでなく、パターンで見る
3.このままのパターンと望むパターンのギャップを見る
4.パターンを引き起こしている構造ループを見る
5.目の前だけでなく、全体像とつながりを見る
6.働きかけるポイントをいくつか考える
7.システムの力を利用する
システム思考の基本的な考え方とアプローチ
できごと→時系列パターン→構造→意識、無意識の前提
正しい問いを大事に
立ち止まり、その問題は解決すべき問題か?本当の問題は?
ループ図を書くコツ
1.変数をできる限り出す
2.自分が変えたいと思っている重要な変数を中心に置いて、それに影響を与えるものをかく
対症療法を避け、根治策に撤する
レバレッジポイント ツボ
1.変数 数値を定める
2.物理的なフローとストック 計画段階が決めて
3.情報フロー 見える形にする
4.ルールやインセンティブ 行動促進と抑制
5.目的 何のためにを自問
6.前提となっているパラダイム 社会通念や常識
システム思考の効用
1.人や状況、自分を責めない
2.視野を広げ、思考境界を乗り越える
3.無意識の前提を問い直す
4.問題解決に役立時間軸を考えられる
5.問題解決につながるコミュニケーションが可能
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システム思考は人に優しい。失敗を誰かの責任にしない。つまり同様に自分を責めずにすむ。
問題解決が実は新しい問題を発生させていることも多い。リング思考トレーニングもちゃんとやってみたい。 -
問題のつながりから、レバレッジポイントを見つけ出すのは、なかなか面白そうですね。難解な仕事が楽しくなるかもしれません。
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・システム思考の「ループ図」の理解には最適。指導に従い、見様見真似で自分でループ図が書けるようになると思う。
・よって「学習する組織」概念の理解補助にも良い。 -
学習する組織のあとに、システム思考をより詳しく学びたい目的で読むと理解度が数段増すと思う。
要素還元的なロジックツリーなどのロジカルシンキングではたどり着けない、つながり、相互作用、還元を可視化でき、自分自身の思考を深めるだけでなく、周りを巻き込むときにも使えるツール。 -
システム思考についての本。
因果関係は一つではなく、複数あることを意識して全体の繋がりを理解しましょう、という主旨。
システム思考のいい例がAmazonのグロースモデル(ジェフベソスがレストランの紙ナプキンに書いたと言われてるあれ。) -
システム思考について、具体例とともにわかりやすく紹介されており、参考になった。
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ループの作り方や,改善に向けたポイントなどについて,解説だけでなく具体例も用いて説明している.ループ図を使うための良い書籍だと思う.