なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492555750

感想・レビュー・書評

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  • 著者は、小田理一郎さん。一度彼のセミナーを受講したがすばらしい内容だった。この本も、さすがシステム思考の日本での第一人者というかエバンジャリストという感じの内容で、難解なシステム思考をわかりやすく解説。 木を見て森を見ずとなりがちな、おっちょこちょいな人や、大きな組織の長は読むべき本だと思う。

  • 図書館

  • 題名が長い・・・枝廣さんの本だと思って手にとった。物事は決して単純ではなく、因果関係があり、ある法則に沿って循環していたりする。そのシステムを考えながら、問題解決にあたってみると見えてくるものがありますよ~という本。

  • 根本課題を特定するにはイシューツリーを作るより事象とそれに関係する要因を繋ぎ合わせたループを作って整理した方が良いですよ、と言う本。
    イシューツリーだと枝葉間の関係性が必ずしも書ききれなくて、物事の因果関係を図にしていくのが良いアプローチと言っている。
    そしてその中で、どこに対して解決策を作用させたら、ループの中での因果に大きく影響を与えられるかを考える。

    何でもかんでも因数分解したり、イシューツリー作るだけじゃないっすよって本。
    そうだよなーって思った。

  • 2017 1 2

    システム思考で因果関係を考えてループ図をつくってみる。

  • ■内容
    システム思考の考え方を、色々な事例を挙げながら説明している教科書的な本。

    ■システム思考とは?
    ものごとが複雑な世界では、あっちを立てればこっちが立たず、単純に問題を解消しようとしてもうまくいかないことがある。
    自分も含めて全体をシステムとして捉え、システム全体に最も作用するレバレッジポイント(てこの力点、つぼ)を見つけることがシステム思考のアプローチ。
    システム思考のツールには①時系列変化パターングラフと②ループ図があり、これらを使ってシステムを表現することができる。
    ループ図は人によって異なってOK。「正しいループ図の完成品」というものは存在せず、対話のためのコミュニケーションツールであると考えよう。

    ■感想
    ・比較的読みやすく、システム思考の入門書として理解に役立った。
    ・システム思考は単純な1つのフレームワークに非ず。その種類やパターンは思ったよりもたくさんあって、なかなかの深さがあるなと感じた。ただ、パターン化することで違う場で起きている似ている問題には使えそう。
    ・何を問題として見立てるのかがものすごく難しい。これは正直慣れるしかないらしいし、因果関係のある要素を見極めるのも難しい。むしろこの本に載ってる事例なんてたまたま上手くいった例で、上手くいったからこそ後付けで都合のいいように因果関係を解釈しているような気がする。埋もれている上手くいかなった例なんて山程あるでしょって思ってしまう。結果が上手くいくかどうかはシステム思考だけではダメで、P231~にある通り、「志」を持って「これはこうに違いないんだ!」と信じて突き進み続けることが意外ととっても大事なのかもしれない。もちろん「内省・探求型コミュニケーション」を繰り返しながら。

  • システム思考の入門としては読みやすい。何度もシステム思考の本を読んでいる人には物足りない。私が面白いと思ったのは、複雑化した社会で見られる現象でworse before betterとい現象は面白いと思った。

  • 「大金持ちをランチに誘え!(大量行動の原則)」、著者枝廣淳子さんが書いているとのことで興味を持ち手に取りました。
    出版されてから10年近く経ちますが、ご紹介されている手法・システム思考は色あせずわかりやすく簡単で興味深い事象ばかりでした。
    すぐにでも実践できること、訓練づけることで身のためになるのではと感じました。
    自分の為だけでなく、周りの人達と環境を良くしていくために使える素晴らしい考え方だと思います。

  • 二男就職読書シリーズ③
    システム思考。

  • システム思考を学ぶために分かりやすい本。「もっと使いこなす!「システム思考」教本」と一緒に読むとよい本。

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著者プロフィール

大学院大学至善館教授、有限会社イーズ代表取締役、株式会社未来創造部代表取締役社長、幸せ経済社会研究所所長、環境ジャーナリスト、翻訳家
東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。『不都合な真実』(アル・ゴア著)の翻訳をはじめ、環境・エネルギー問題に関する講演、執筆、企業のCSRコンサルティングや異業種勉強会等の活動を通じて、地球環境の現状や国内外の動きを発信。持続可能な未来に向けて新しい経済や社会のあり方、幸福度、レジリエンスを高めるための考え方や事例を研究。「伝えること」で変化を創り、「つながり」と「対話」でしなやかに強く、幸せな未来の共創をめざす。
心理学を基にしたビジョン作りやセルフマネジメント術で一人々々の自己実現を手伝うと共に、システム思考やシナリオプランニングを生かした合意形成に向けての場作り・ファシリテーターを、企業や自治体で数多く務める。教育機関で次世代の育成に力を注ぐと共に、島根県隠岐諸島の海士町や徳島県上勝町、宮城県気仙沼市、熊本県南小国町、北海道の下川町等、意志ある未来を描く地方創生と地元経済を創り直すプロジェクトにアドバイザーとして関わる。

「2023年 『答えを急がない勇気 ネガティブ・ケイパビリティのススメ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

枝廣淳子の作品

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