なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
- 東洋経済新報社 (2007年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492555750
感想・レビュー・書評
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システム思考の本。
近年、社会や経済や組織などの、あらゆる分野においてダイナミックな複雑性が増してきており、状況や問題をシステム(要素のつながり)として考える必要性がでてきている。
近年のこういった状況や問題はルービックキューブのようなもので、1つの面をそろえる(一つの問題を解決する)のはそこまで難しくはない。しかし、これでは残りの面でまた問題が生じてしまう。
問題に対して、全ての要素、全てのステークホルダーを考慮し、全体最適を図ることが重要。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世の中の出来事は全て因果関係からなっており、それにはパターンがある。
何か問題が起こった時、目先のことに囚われ根本的な対応策を取らなければ、いずれまた同じ状態になってしまう。
そうならないためにも、何が根本的な原因なのかを考え、対策を実行するために
システム思考を使いましょうというもの。
なかなかの良著だなーと最初は思ってましたが、内容が思いの外薄かったのが残念でした。
ただ構成や分かりやすさに関しては良い本だと思います。 -
問題を作り出したのと、同じレベルの思考では、その問題を解くことはできない−アインシュタイン
問題解決のわな
かつてうまくいっていたものがうまくいかなくなると、問題の近くに解決策を探す
システム思考では、「かつてうまくいっていたものがうまくいかなくなるなど、状況に一貫した変化が起こっている場合、構造の変化が状況やパターンに変化をもたらしている。問題状況を引き起こしている構造を見極め、構造に働きかけることで、望ましいパターンや状況を作り出そう」と考える
システム思考=思い込みを排除し、全体を見ること
組織のメンバーはまず「自分のメンタルモデル」を認識し、お互いのメンタルモデルを理解して、全体像の理解を深める。その結果効果的な働きかけを一緒に考えることができるようになる
1.システム思考とはなにか
「昨日の解決策が今日の問題を生む」直線思考「道路拡張>道路容量アップ>渋滞解消」など、問題の原因と結果はすぐ近くにあると無意識のうちに思い込む。有効な働きかけはしばしば直感に反する。氷山のように、できごとの裏には、時系列パターンがあり、その背景には構造があり、その下には意識・無意識の前提がある。
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システム思考とは、より複雑化する社会のさまざまな問題を解決するのアプローチのひとつ。
問題の背後に存在する、いくつもの時系列パターンを見つけ出し、分析して
もっとも効果的にパターンを改善するポイントに働きかける。
システム思考をこの本で初めて知ったのだが、面白い。
一見的外れに見える解決策が、長期で見ると劇的な効果を及ぼしたりする。
有名な「割れ窓理論」などはその一例だ。
なんといっても「人を責めない」解決法だというのが良い。
全ての問題はシステムに起因し、システムの不具合を解消してやれば良いわけだから、
うまくいけば、全ての人が幸せになる。
まあそう簡単にはうまくいかないだろうが、希望を感じさせてくれる考え方だと思う。 -
地球温暖化問題のような大きなものから、なぜ英語が上達しないのかという小さな問題まで、あらゆる問題の解決につかえる強力なツール。それがシステム思考。 複雑で動きの早い世の中に合わせて、問題解決の方法も変わって行く必要があるが、そのひとつの解がこれだと思う。
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システム思考の入門本としてはいいと思う。でもタイトルがアホでしょ。
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システム思考で検索したら引っかかった。
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システム思考の応用
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ソーシャルビジネスプランニング2008で扱ったシステム思考の本です。(SAあゆみ)
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今読んでます。