- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535563292
感想・レビュー・書評
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苫野さんの本は、読みやすくて、共感する部分がとても多いです。この本は特に、若者向けに書かれてるから、分かりやすかった。小5の娘も読み始めてる。
勉強するのは何のため?
自由の相互承認の感度を高める。
自ら自由になるための力を育む。
これは大人になっても一緒だな。職場で、自分が働きやすくなるために、必要な力。
このことを意識して、子どもに向き合っていきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【配架場所】 図・3F開架
【請求記号】371.1||TO
【OPACへのリンク】
https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/volume/ -
中〜高校生向けの哲学の入門書。
誰しもが一度は考えた、疑問に対する答えの作り方を知ることができる。 -
哲学を通して「なんで勉強しなきゃいけないの?」「なんで学校に行かなきゃいけないの?」といった教育の根本的な問題を解き明かしていく。
<自由の相互承認>の考え方は印象深い。
人間は、誰しも自分の自由を主張しあう。そのままぶつかり合うと、戦争など、逆に自由が制限されるような状態になる。そこで、「お互いがお互いに、相手が自由な存在であることを認め合う」。その上で、争いにならないように調整し合う。
「学校は集団生活を学ぶためにある」と言われるが、「<自由の相互承認>の感度を育む場所」と言われるとしっくりきた。 -
良い本でした。とても面白かった。
子供向けなのでしょうかね。読みやすかったです。
人間は自由への欲望がある。
争いをしないための1つの方法が「自由の相互承認」(ヘーゲル)
問いの形のマジックと一般化の罠
ニーチェ ニヒリズム
一般解は無い。納得解を求めればよい。
Ex 生きる意味 勉強する意味
いじめは自己不全感と閉鎖性が原因の1つ
人間関係の流動性が大事
ブックガイド 参考文献
知識ゼロからのニーチェ入門 幻冬舎 2012年
竹田青 藤野美奈子
図解哲学がわかる本 竹田青嗣
社会契約論 ルソー 桑原武夫訳 岩波文庫1954年
法の哲学 ヘーゲル 藤野渉訳 中公クラシックス2001 -
なぜ勉強?
正解よりも納得解を求める問題
ディベート→AvsB
超ディベート→AやBから第三のアイデアを出していく。
筆者の考え
→勉強は、自由になるため。
自由に生きるためには力がいる。その力を身につけるために勉強する。
学校
全ての子どもが自由になれるよう、さまざまな知識・技能を育み、自由の相互承認の感度を高めるための場所。
→教育の機会均等。
■いじめの理由
①自己不十全感
②逃げ場のない教育空間
→防止のためには
①人間関係の流動性の仕掛けを作る
②承認と信頼
本質が守られれば形は変わっていい。
■感想
学校や勉強の本質を見直すことができた。
また読みたい -
とても読みやすい。