ギフト

著者 :
  • 双葉社
3.63
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575236194

感想・レビュー・書評

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  • 2019.04.06読了

  • 森絵都のカラフルとか、加納朋子とか、そういった。すこしだけ、現実から離れて、でもだれもが、見えないけれど、知っている、ファンタジーと分類することには抵抗があるような、やさしさのものがたり。

  • タイトルだけだと何のジャンルだかわからない。その意味では損をしている本かも。帯の死者が見える少年とかの文句がないと手に取ってもらえないかも。
    確か、ホラーではない幽霊をテーマにした本の解説で紹介されていた。記録してなかったので、どの本からのリンクかわからないじゃないかto自分。

    ブクログで「ギフト」で検索かけても多すぎで探せないし、作者名で検索かけてもうまくヒットしない。(2018/11/20現在)バーコードで登録しました。

    この作品は死者が見える少年と今はレンタルDVD屋の店員をしている主人公の男性が遭遇する死者たちにまつわる話。
    氷室の館の章はちょっと辛いお話でした。
    主人公には過去に謎があるのですが、それもどんなものかなと想像しながら読む楽しさもありますが、全体として心温まる話でした。
    分かり合えない人々が死んで初めて分かり合える。死んだからこそ分かり合える。そんな話が多いです。
    また、ホラーでない幽霊の話の出で来る映画についても触れられています。「シックス・センス」も見ていないので見てみたくなりました。タイトルにだまされる「ゴースト・スクリーム」も見てみたい作品かも。

  • 過失によって少年を死なせてしまい、その運命を背負いながら生活する元警察官と、霊が見える少年との短編ストーリー。

    現世にやり残したことがある霊を助けるべく、少年と元警察官が奮闘する。そしてどの物語にも思いがけない真実と展開が待っている。

    そして最後は元警察官の呪縛が解き放たれていく。

    霊の存在を信じる信じないは別にして、霊能力によって物語が進行していくことには違和感があります(個人的には)

    しかし物語自体はとてもおもしろく、最後の結末は悲しくもあり、それでいて、この作品のしまりの良い読後感を与えているように思います。

  • よかった。一つずつのお話と全体を通してのお話とあってぐんぐん引き込まれた。『ツナグ』みたいだけどもう少しほの暗い。それでも最後は希望が残る終わり方。明生の人生が明るくありますように。

  • 亡くなった人や不思議なものが見える少年と、重い過去を持つ男が出会うところから始まる。
    とても引き込まれてじわっとしたり切なかったり、良かったけれど、やはり「シックスセンス」からヒントを得ての作品という印象なので、少し辛めの★になりました。

  • シックスセンス、なお話し。過去を抱えて、生を享受してはいけないと自らに課したもと警察官と、見えてしまうが故に孤独な少年。霊に話しかけられ続け、知らなくてもよいものがわかってしまうのは辛い。悲しいんだけれど、言葉数すくない二人のやりとりがとても良い。

  • まさにシックスセンス見たい最後にもう一捻りあるかと思った

  • あんなのが見える日々はいやだなあ。

  • ファンタジー。ちょっといい。著者は男性だと思ってた。

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